風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

ミユビシギ来たる

2018-11-16 | 三重県・海・伊勢湾
 津市白塚海岸です。
 ある午後の海岸にたくさんのミユビシギとカモメが集まっていました。
 ミユビシギはまだ百羽ほどもいなかったのですが、遠来のかわいい客、はるばるとよくぞ来たるという思いです。





ミユビシギの群れとセグロカモメ。








⑤背後はアオサギとユリカモメ。








⑧600mmズームをフルに使って遠くから写しているのに、アオサギはこちらを警戒しています。
 この後いつの間にか飛び去ってしまいました。


⑨潮が引いた砂の中にひそむゴカイやヨコエビなどの甲殻類を探しています。
 彼らがつついた跡は、耕したようになっています。





⑪野生の動物をかわいい、かわいくないで評価してはいけないと思うのですが、やはり被写体としては彼らのようにかわいいほうがいいですね。





⑬急に10羽ほどが飛び立ちました。


⑭近くに降り立ちます。
 遠くにかたまって見えるのはカモメです。
 カモメの群れはまた後日ご紹介します。





⑯そっと回り込んで写します。


⑰今年もその小さな体で、ロシア北極圏のツンドラなどから数千キロメートルを飛んで、はるばると渡って来てくれました。
 この白塚海岸や河芸海岸は三重県有数のミユビシギの飛来地です。
 三重県の準絶滅危惧種に指定されており、数が減っているようですが、もうすぐ数百羽もの大群が姿を見せてくれるものと期待しています。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鳥たち (はやし)
2018-11-16 14:27:26
えせえび 様
 こんにちは。ひさしぶりのミユビシギ可愛らしいですね。耕したようにとありましたが、よく見るとそうですね。今まで気が付きませんでした。新聞によるとマイクロプラスティックが伊勢湾からも見られたらしいので魚類は勿論、鳥たちにも影響があるかもしれないと心配しています。人間は蒔いた種をどうすればよいのか責任を感じます。
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ミユビシギ (いせえび)
2018-11-16 17:07:00
はやしさん、こんにちは。
例年よりも遅かったですが、この秋もまとまったミユビシギのを写すことが出来ました。
私もマイクロプラスティックの記事は読みました。
その小さな体で遠くシベリアから、この伊勢湾をエサ場として選んでやってきてくれるのに、汚染されたエサではだめですね。
それにしても4千キロといわれる道中で、猛禽類などに襲われないのか、またエサはどうしているのか、気がかりで分からないこともいろいろあります。
この冬にかけてもっともっと数が増えてくるものと思われます。
朝日の海を金色に羽根を染めて飛翔する何百羽の大群を、今年も写したいと期待しています。
コメントをいただきありがとうございました。
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