風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

鞆の浦 その1

2015-09-29 | 山陽
 広島県福山市の鞆の浦(とものうら)です。
 鞆の浦は瀬戸内海のほぼ中間部の潮の分かれ目に位置し、また周囲を山に囲まれたおだやかな入り江があり、古くから潮待ち、風待ちの港町として栄えてきました。
 あいにく当日は曇り空、翌日は雨で、青い空、青い海、輝く太陽の瀬戸内の海とは行かなかったのですが、それ相応の風景が待っていました。
 今月、15日、16日の写真です。

①今回が20数年振り、3度目の訪問となったが、あまり港の様子も変わっていないようだ。


②常夜燈の風景もほとんどそのままのようだ。


③④常夜燈は海の基礎部分からだと10m近くの高さがある。







⑥瀬戸内でよく見かける階段状の岸壁は雁木(がんぎ)という。
 潮の干満に対応して荷揚げができる。


⑦⑧もうひとつの瀬戸内の港の特徴はこの石積みの防波堤。
 無粋な三角テトラは入っていない。
 もっとも、おだやかな瀬戸内ということもあるだろう。
 ⑧の後ろの島は仙酔島。




⑨港内は船の動きも活発だ。


⑩弱々しい太陽が山の端に近づいてきた。


⑪ルアーの釣り人がひとり、そこへフェリーがやってきた。


⑫沖あい6km ほどにある、走島からのフェリーだ。
 3,4台の小型の車と数人の客が下りた。


⑬走島へ向かう人は10数人。
 福山で買い物でもして、島へ帰るのだろう。


⑭フェリーの奥が走島。いつしか灯台に灯りが入っている。


⑮曇りがちの空で夕焼けは期待していなかった。
 この程度で終わりかと思った。


⑯⑰港内の様々な明かりが灯りだした。




⑱常夜燈も明かりが入った。


⑲港口の方向を写していると、空がうっすらと赤みを帯びている。


⑳振り返って驚いた。
 あきらめていた西空がいつの間にか夕焼けに染まっている。


 その2に続く。
 




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