風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

やや満月と海と灯台と

2016-11-17 | 三重県・海・伊勢湾
 10月14日のスーパームーンは月が雲に隠れて見えず、また15日もまったくだめ、昨日10月16日、月齢16.4の十六夜の月ですが、薄雲の中の月をなんとか写せました。
 日の入りと月の出が重なるころが、まだまわりも明るく状況が分かっていいのですが、16日は日の入りから約2時間後の18時38分が津市の月の出の時刻です。

①水平線上に厚い雲があり、やっと月が半分見える状態になったのは、月の出の13分後の18時51分です。
 厚い雲の上にも薄い雲があり、月をうっすらと覆っています。
 日没から2時間以上経っており、まわりは真っ暗です。


②対岸は愛知県常滑(とこなめ)市。
 赤い灯は中部国際空港への誘導灯と思われます。
 陸地は蜃気楼の一種の浮島現象が見られます。
 あたたかい海の上へ冷たい空気が進入してきたため起こったもので、冬場には毎日のように見られる、めずらしくない現象です。


③灯台の下から赤い灯が落下しているのは、釣り人が投げたセイゴ釣り用の電気ウキです。
右手に中部国際空港に着陸しようとしている飛行機の白い灯が見えています。


④完全に厚い雲から抜け出しましたが、依然として薄い雲の中にいるためぼやけています。
 月の右上が少し欠けています。


⑤月がいっそうぼやけ、揺らいできました。





⑦このあと月は再び上空の雲の中に入ってしまいました。


 海岸から写していて、水平線上から顔を出した月を写せなければ意味がありません。
 また目の錯覚によりそのときが、月が最も大きく見えます。
 今回も失敗作でした。

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