風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

北海道・三月・流氷 その1

2015-03-08 | 北海道
 今回の旅は、流氷ツアーと銘うった旅行会社の北海道の観光旅行です。
 写真もそのついでに撮ったという安易なものです。
 寒さは厳しかったのですが、写真に取り組む姿勢は厳しさに欠けるようです(^^)。
 夏や秋の北海道は車で走ったことがありますが、冬の経験は皆無です。
 そのようなものが、本州とは比べものにならないくらい寒気の厳しい冬の北海道を、三日間も車で走るのはリスクが大きすぎます。
 ツアーはたいしたトラブルや事故もなく、ほぼスケジュールどおり行程をこなしてきました。
 この点では、ツアー参加は正解でした。
 しかしツアーの日程に沿って時間どおり進んで行くので、自分ひとりそれをはずれて、写真を撮るなどの勝手な行動は許されません。
 そのような制約のもとでの撮影となるため、写真としては物足りないものになってしまいました。
 言い訳じみたことを言っていますが、そのへんはよろしくご了承のうえご覧ください(^^;)。
 すべて2013年3月初旬の写真です。


①薄氷の張った網走港。
 砕氷船「おーろら」に、内外からのたくさんの観光客といっしょに乗っての撮影。



②港を出ればすぐに流氷帯に入る。
 空は青く、白い流氷を浮かべるオホーツクの海も青い。


③沖合いは横一文字の白い流氷原。


④流氷の上にあたりを睥睨するようにオジロワシが一羽。


⑤流氷原のむこうにうっすらと海別岳。
 ずっと左の知床連山は、かすんでカメラではとらえられず。


⑥流氷があたりをくまなく覆うようになってきた。
 オホーツクが海から雪原に変わってきた。
 このへんから引き返す。


⑦右端がこれから向かう能取岬。
 肉眼では灯台は見えない。


⑧黒と白の縞模様が目立つ能取岬灯台。
 白い流氷原が沖合いを埋めている。


⑨海路が開いているのは砕氷船が通ったからだろう。
 まさに天涯一望、オホーツクの広がりを見る。



 砕氷船からの流氷の写真は、ツアーで行っても個人で行っても同じようなものになってしまいます。
 このような広漠とした風景は肉眼で見るといいのですが、カメラでは平坦で単調な写真になってしまいがちです。
 もう少し、知床連山などの雪山がクリアーに見えてほしかったとの思いもしますが、この時期に穏やかな晴天となってくれただけでも、よしとしなければならないでしょう。
 

 北海道・三月・流氷 その2に続く。


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