風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

想い出の風景 斎宮 ノハナショウブ 三重県

2019-06-02 | 三重県・山・中勢
 三重県明和町斎宮のノハナショウブです。
 ここに群生するノハナショウブは、現在栽培されているハナショウブの原種で、平野に群生しているのはめずらしく、昭和11年に国の天然記念物に指定されました。
 古代には、このあたり一面に群生し、花期になると「紫の雲がたなびくようにたいへん美しく、参宮客の目を楽しませた」と古書に書いてあるようです
 斎宮とは、古代に天皇に代わり伊勢神宮に仕えた斎王(未婚の皇女)の宮殿などのことで、この地で昭和45年に斎宮跡が発掘され、現在も発掘調査が続けられています。
 斎宮に咲いているのは、紫、紫紺、紺色のノハナショウブです。
 2年分の2か所の異なる場所のノハナショウブの写真をミックスしています。
 ちなみにハナショウブは県の花、私のHNのいせえびは県の魚です(^^)。































 豪華さや派手さはありませんが、上品で清楚なノハナショウブは私の好みの花です。
 なおこの付近には、県立斎宮歴史博物館や斎宮を復元した建物などがあり、斎宮跡発掘の模様も見ることが出来ます。

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2 コメント

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斎宮のノハナショウブ (いせえび)
2019-06-02 18:56:04
アオバズクさん、こんばんは。
花しょうぶは改良されて様々な色合いの花があるようですが、ノハナショウブは紫、紫紺、紺色だけのようです。
この「紫の雲がたなびくように美しい風景」を古代の斎王たちも見ていたのかと思うと、おっしゃるようにロマンを感じますね。
私好みの雨の日と、晴れの日に、2年連続して撮りに行きました。
出かける前は地元の役場に確認してから出かけます。
みやびな平安絵巻そのままの装束で斎王たちが勢揃いする「斎王まつり」が、昨日、今日と行われていました。
今日は残念ながらあいにくの雨でしたが。
「想い出の風景」シリーズは、私もその当時のことを思い出しながら、楽しんで作っています。
まだまだ続きます。これからもよろしくご覧ください。
コメントをいただきありがとうございました。
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いせえび様 (アオバズク)
2019-06-02 18:01:22
いせえび様

天然記念物のノハナショウブなのですね☆
とっても美しいですね(*^^*)
古代の方も同じお花を見ていたのかな~と思うととてもロマンを感じます☆
群生しているお花をきれいに写真に収めるのは私にとってはとても難しいことなのですが、
さすがいせえび様のお写真です☆
美しく繊細で構図もかっこよくて、とっても素敵です♪
思い出の風景シリーズいつも楽しんでみています☆
どうかお体ご自愛くださいね。
また素敵なお写真を楽しみにしています(^^)/
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