傷害事件開き直り…酷すぎる春日野部屋“隠蔽体質” 被害者証言で発覚、病院への紹介状没収

2018年01月31日 | 芸能ニュース
傷害事件開き直り…酷すぎる春日野部屋“隠蔽体質” 被害者証言で発覚、病院への紹介状没収
1/30(火) 16:56配信 夕刊フジ
傷害事件開き直り…酷すぎる春日野部屋“隠蔽体質” 被害者証言で発覚、病院への紹介状没収
春日野親方(写真:夕刊フジ)
 大相撲初場所(東京・両国国技館)は春日野部屋所属のジョージア人力士、西前頭3枚目栃ノ心(30)の初優勝で幕を閉じたが、同部屋で起きた傷害事件をめぐり、春日野親方=元関脇栃乃和歌=(55)らが部屋ぐるみで隠蔽工作を行っていた疑惑が浮上している。春日野親方は事件を日本相撲協会に報告済みとして開き直り、2月2日投票の理事選に最大勢力の出羽海一門から立候補し、当選する見通しだが、林芳正文部科学大臣(57)は徹底調査させることを明言。この親方を理事として認めていいものだろうか。

 2014年9月、都内の春日野部屋で入門7カ月の矢作嵐さん(22、当時19)が暴行され大ケガを負った事件は、加害者の元兄弟子(24)が傷害罪で起訴され、16年6月に懲役3年、執行猶予4年の有罪判決が確定。昨年3月22日には、矢作さんが春日野親方と元兄弟子に3000万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴している。

 春日野親方は、事件発生直後に相撲協会へ報告済みとして“隠蔽”を否定したが、有罪判決確定後も公表しなかった理由について「(被害者も加害者も現役を)もう辞めてますから」と発言している。

 しかし裁判記録によると、矢作さんは春日野部屋のさらに根深い“隠蔽体質”を証言している。

 暴行の翌朝、部屋付きの親方が腫れ上がった矢作さんの顔に驚き、「師匠(春日野親方)には風邪をひいたということにしておく。2、3日(稽古場に)下りてこなくていいから病院に行ってこい」と指示したが、矢作さんは健康保険証を入門時に春日野親方に預けており、「どうすれば病院に行けるかわからなかった」。

 当時は顔が腫れあがって口が開かず、思うように話すこともできない状況。水を飲むだけで口の中がしみ、食事もままならず、頭痛もあったため1人で病院に行ける状態ではなかったという。

 結局、春日野親方が受診させたのは両国国技館内の相撲診療所だった。相撲協会内の組織だが、なんと診療所には首から上を撮影するレントゲンがなかった。

 そこで別の病院への紹介状を渡されたが、付き添った部屋の若者頭に「預かっておく」と取り上げられ、結局その病院に連れて行かれることはなかった。

 矢作さんは実家に帰り、11日に大学病院に行き手術を勧められたが、部屋のマネジャーに「なんで勝手に話を進めるんだ」、春日野親方にも「勝手なことしやがって」と怒られたという。

 さらにマネジャーは病院側に「稽古中に負傷した」と説明。ついに矢作さんは引退を決意し「理不尽な理由で殴られてまで、やりたくありません」と説明したが、春日野親方は「持病があるから、しようがないな」と話をすりかえたという。

 矢作さんは「隠蔽しようとしていたことは明らか」と主張。相撲部屋は師匠が絶対的な存在のため、部屋付き親方、マネジャーも指示を受けていた可能性があるが、裁判記録をみる限りでは、部屋ぐるみで隠蔽しようとしていた印象が強い。

 暴行に至った原因を元兄弟子は、掃除などの雑用をきちんと行わず、手を抜く矢作さんに強い不満を抱き、そのころ別の新弟子が入り、しっかり自覚を持ってもらう必要があったと説明。

 若い衆を集めたときに、いない力士がいたため、矢作さんに呼びに行かせたところ、碧山(現十両)のマッサージをしていたところを中断させて呼んできてしまったため、立腹し暴行行為に及んだと明かしている。この程度のことで、大ケガを負うような暴力を振るったとすれば、師匠の指導力不足が問われても仕方がないだろう。

 評議員会の池坊保子議長は、解任されたばかりの貴乃花親方が2月の理事選に立候補し当選した場合、評議員会が認めるかどうかについて「評議員会は、理事会とは別個に、相撲協会の管理運営などが正しく行われるようにする機関。そのとき評議員みんなが知恵を出し合いながら進めていきたい」と明言を避けた。

 矢作さんの証言通りなら、春日野部屋の悪質ぶりは、協会への報告を怠ったとされる貴乃花親方の比ではない。

 「3年半前の事件を今さら蒸し返しても…」と同情する声もあるが、元兄弟子は現在も執行猶予中で、春日野親方とともに係争中でもあり、まさに“進行形”だ。

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白鵬に元後援会長が引退勧告「モンゴル帰って政界進出が一番いい」

2018年01月31日 | 芸能ニュース
白鵬に元後援会長が引退勧告「モンゴル帰って政界進出が一番いい」
1/30(火) 16:56配信 夕刊フジ
白鵬に元後援会長が引退勧告「モンゴル帰って政界進出が一番いい」
元後援会長の服部氏は、白鵬の右ひじにサポーターをしたかち上げに疑問を呈した(写真:夕刊フジ)
 初場所では立ち会いでの張り手やかち上げを封印して平幕に連敗、休場を余儀なくされた横綱白鵬(32)。2020年東京五輪まで現役を続ける意向を明らかにしているが、休場前の相撲を見た元後援者からは「スパッと辞めてモンゴルに帰った方が本人のためだ」と引退勧告も聞こえてきた。

 「あれがいまの実力。ずるいことをしなければ勝てなかったわけだ」

 神奈川県で白鵬が所属する宮城野部屋の後援会(現在は解散)会長を務めた横須賀エフエム放送会長の服部眞司氏(84)は、今場所の白鵬の相撲をこう表した。

 昨年12月の九州場所で平幕嘉風(35)に敗れた際、審判に抗議し1分以上も土俵に戻らなかった白鵬に対し、服部氏は「あれは横綱ではない」と指摘していた。初場所は、ふるまいだけでなく、実力でも頂点に立つのにふさわしくなかったとの見方を示す。

 白鵬は初場所前、横綱審議委員会から、張り手、かち上げを多用する立ち合いを「美しくない」「見たくない」と批判された。服部氏は「彼らは(日本相撲)協会のいいなりだ。いままで注意しなかったことの方がそもそもおかしかった」と、横審にも白鵬を増長させてしまった一因があるとみる。

 大関を務めたころの白鵬は「基本に忠実な相撲を取っていた」と評する服部氏だが、「長く稼いでもらいたいと考える部屋の人間から『張り手』『かち上げ』を入れ知恵され、変わっていったのだろう。それなしで勝てないと分かった以上、来場所以降は何を言われようが、再び同じ手を使ってくるに違いない」

 白鵬は東京五輪まで現役を続け、開会式で土俵入りを披露して引退したいと周囲に話している。野望を実現するためには服部氏の指摘する「最悪のシナリオ」も現実味を帯びてきそうだ。

 白鵬は「かち上げ」を繰り出す右手にサポーターをすることで知られる。服部氏は「プロレスではないが、次に出場する場所では相撲を取る前にサポーターの中を行事に確認させるくらいのことをするべきではないか」と皮肉を込める。

 自身の引退後について白鵬は「銀座にガラス張りの相撲部屋を開きたい」とも公言しており、現在でも宮城野部屋に3人の内弟子を預けている。服部氏は「もう十分に稼いだのだから、このあたりできれいに辞めなさいといいたい。モンゴルに帰って政界にでも進出して活躍する。それが本人にとっても一番よい選択なのではないか」

 恩人の言葉は白鵬にどう響くのか。
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