小池百合子都知事の同居男性 都の業務委託企業トップと不動産取引
6/10(水) 16:00配信
文春オンライン
©文藝春秋
7月5日に迫る東京都知事選に向け、その動向が注目される小池百合子都知事。「週刊文春」が小池氏の関連団体の支払いや東京都の予算を調べたところ、PR会社「ベクトル」(東京都港区)とその子会社に対し、巨額の支出をしていた。また、ベクトル社の代表取締役社長・長谷川創氏と、小池氏の元秘書で前回知事選直前まで資金管理団体の会計責任者を務めていたM氏との間に複数の不動産取引があることが分かった。
【動画】ベクトル本社が入るビル
PR業界関係者が語る。
「ベクトルは1993年に創設され、今や東証1部上場、日本最大級の戦略型PR会社です。2017年、衆院選前の希望の党の結党会見で流された印象的な動画もベクトルの100%子会社のアンティルやシグナルが制作しました。“コツーン、コツーン”とハイヒールの音が響く中を、小池氏を彷彿とさせる緑のスーツの女性が歩いてくるもので、当時話題になりました」
小池氏が「希望の党」を結党し、代表として衆院選に挑んだ2017年には、都民ファーストの会と希望の党から巨額の政治資金がベクトルグループに支出されている。前述の動画などの制作費の他、世論調査費や政見放送制作代などの名目で、2017年だけで合計3億円近くになる。また、東京都はベクトルに、デジタルメディア関連など、過去2年で2件、合計約5700万円の業務を委託している。
一方で、小池氏の元秘書のM氏が所有する東京都内の2つの不動産を、2016年11月にベクトル社長の長谷川氏が購入。うち1件は1年半後、長谷川氏がM氏の妻に再度売却している。M氏は、小池氏が環境大臣に就任した際、大臣政務秘書官を務め、小池氏の政治団体の会計責任者を一時務めるなど「金庫番」と言われる人物。M氏が所有する不動産の複数の登記簿を確認すると、M氏の自宅は、小池氏宅となっており、同居していることになっている。
M氏に取材を申し入れたが、期限までに回答はなかった。
長谷川氏に取材を申し入れると、弁護士を通じ、概ね次のように書面で回答した。
「(不動産はM氏から)相場より多少低い金額を提示されて投資用に購入した。当社と小池氏の団体は以前から取引があり、M氏との関係によるものではない。都からの仕事とM氏は関係ない」
6月11日(木)発売の「週刊文春」では、拉致被害者家族会の元幹部による小池氏の言動への批判や、「二度飛行機事故を回避した」という小池氏の強運エピソードの真相、またM氏の正体や、謎が多い不動産取引の詳細などを6ページにわたって報じている。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年6月18日号
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小池都知事が隠したい“金銭スキャンダル” 闇金業者から「違法献金」も
6/10(水) 17:00配信
デイリー新潮
小池都知事
7月5日投開票の都知事選は“再選確実”と目される小池百合子都知事。これまでクリーンなイメージを売りにしてきたが、過去には闇金業者から違法献金を受け取るなどの醜聞が明るみに出ている。
【写真】“一家心中する”に泣きじゃくった小池百合子…「父」との知られざる関係
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小池氏は知事就任後、カネにまつわる二つのスキャンダルを週刊新潮に報じられてきた。
一つ目は、小池氏の金庫番を務めていた元秘書・水田昌宏氏にまつわる話だ。水田氏は16年8月に千代田区にある所有物件などを担保に、みずほ銀行から3億3000万円の融資を受けたのだが、この物件の資産価値は実際には2000万円ほどしかなかった。融資を受けたのが小池氏の知事当選の翌日であり、みずほ銀行は東京都の指定金融機関であることを考えると、実にきな臭い話なのだ。
事情通はこう分析する。
「この融資には当初、小池氏と水田氏が共同所有していた練馬区の物件も共同担保となっていましたが、融資同日付で解除されるという不可解な経緯がある。小池氏の承諾なしには行えない取引であることは間違いない」
不可解な融資の背景には、小池氏の“威光”もあったのか。記事掲載後、水田氏は小社を提訴したが、全面敗訴し、控訴すらしなかった。
二つ目の疑惑は、“闇金業者”からの不正献金である。もともと石破茂元幹事長の後援者だったこの業者から、2012年の自民党総裁選では石破氏を支援するよう、小池氏は要請された。その見返りか、業者は12年と13年に小池氏主催の政治資金パーティーのチケットを200万円ずつ購入。しかし小池氏は自らの政治団体の収支報告書に一切記載しなかったのである。
「報告書の不記載と、パーティー券購入の上限オーバーで、政治資金規正法に抵触します」(弁護士)
しかも、この業者は暴力団との交際も噂されるいわくつきの人物だが、小池氏はこの件について一切口をつぐんだままなのである。
知事選でスポットライトが当たる「小池百合子」都知事。6月11日発売の週刊新潮で、その遍歴をふまえ、彼女の本性を検証する。
「週刊新潮」2020年6月18日号 掲載
新潮社
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