富山の観光地に台湾侮辱の旗ー中国に騙され続ける不勉強な人々

2017年02月21日 | 政治社会問題


富山の観光地に台湾侮辱の旗ー中国に騙され続ける不勉強な人々

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富山県射水市の新湊漁港に隣接の「きっときと市場」は台湾人観光客にも人気のスポットだが、そこには台湾人の尊厳を傷つけるようなものが。

場内には世界各国の大きな国旗が掲げられているのだが、そこでは台湾の旗として、何と「チャイニーズタイペイ旗」が使われているのだ。

チャイニーズタイペイ旗 きっときと市場
富山県ではシンガポール国旗と香港(中国香港行政区)旗との間にチャイニー
ズタイペイ旗が。これを国旗と勘違いしたか

そういわれても、一般の日本人には何の旗であるかピンと来ないと思うが、このような代物を台湾の国旗代わりにするなど、とんでもないことなのだ。

中国の圧力を受けたIOCの規定により台湾は、「台湾」や「中華民国」ではなく、「チャイニーズタイペイ」(中国領台北)という屈辱的な名称でしかオリンピックに参加できないでいる。

つまり、まさに中国が狙うように、その名が押し付けられることで台湾は、四年に一度のオリンピックという国際舞台で、その存在が否定されると言った仕組みになっているのである。

もちろん国としての存在が否定されるわけだから、他国のように国旗を掲げることも許されない。そしてその代わりに使用を余儀なくされるのが、この「チャイニーズタイペイ旗」なのだ。

旗には、国民党章や中華民国旗で用いられる白日マークによく似たものが描かれてはいるが、しかしとても国旗の代わりとはなり得ないものである。なぜならそれは単なる、チャイニ―ズタイペイ五輪委員会の旗だからだ。

それにしても、中国による台湾への「チャイニーズタイペイ」の名の押し付けは、相当有効な宣伝謀略であると言える。

台湾の選手がオリンピックに出場すればするほど、そして選手が好い成績を上げ、注目されればされるほど、「チャイニーズタイペイ」の名が仇となり、「台湾はチャイナの一部」との印象が世界中に浸透して行ってしまうからだ。

たとえば、台湾から遠く離れた欧米などでは、それを台湾の正式名称だと勘違いする者が多いらしい。きっとそうした人々は、台湾の島は香港のような「チャイナの一部」だと信じていることだろう。そうした状況も、中国の謀略シナリオの通りであるに違いない。

そして最近判明したのだが、台湾のすぐ隣のここ日本でも、そうした馬鹿げた勘違いが見られたのだ。上記の「きっときと市場」の旗がそれを物語っている。

もちろんそれは、台湾侮辱や中国の宣伝への加担が目的ではあるまい。きっと良かれと思って、こんな旗をどこからか仕入れて来たのだろう。

憎むべきはこのように、台湾併呑の野望で世界を騙し続ける中国覇権主義の謀略である。

ただ中国の宣伝謀略には、中国に迎合したがる人々以外では、とくに不勉強な人間がひっかかりがちだ。

勉強をするしないは個人の自由だとしても、しかし日本人であるならば、すぐ隣の台湾が決して中国の領土などではないことくらいはきちんと知っておくべきである。台湾は日本の生命線であるし、何と言っても世界一の親日国家ではないか。

私はこれから、「きっときと市場」の写真を台湾の人々に示し、国際社会において「チャイニーズタイペイ」と自称し続けることの危険性を伝えなくてはと思っている。


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