中国軍、台湾・南シナ海で挑発 コロナ感染で「米海軍力低下」

2020年04月12日 | 国際紛争 国際政治 


中国軍、台湾・南シナ海で挑発 コロナ感染で「米海軍力低下」

4/12(日) 7:21配信

時事通信
中国軍、台湾・南シナ海で挑発 コロナ感染で「米海軍力低下」

中国軍の戦闘機「殲11」=2015年9月、吉林省長春(AFP時事)

 【北京時事】アジア太平洋地域で活動する米海軍空母で新型コロナウイルスの感染が発生し、米軍の即応能力の低下が懸念される中、中国軍による挑発的な動きが続いている。

 習近平指導部は「米海軍の展開能力が弱まっている」(共産党系メディア)とみて、台湾や南シナ海の周辺で軍事的緊張をさらに高める可能性がある。

 米メディアによると、400人以上の新型コロナ感染が確認されている「セオドア・ルーズベルト」や、横須賀基地(神奈川県横須賀市)を母港とする「ロナルド・レーガン」など計4隻の米軍空母の乗組員から陽性反応が出た。10日付の中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は「ウイルス感染によって米海軍の全世界への展開能力はすでに深刻な打撃を受け、東シナ海、台湾海峡、南シナ海で米軍は対処困難になっている」という軍事専門家の分析を伝えた。

 このところ中国軍は米軍の隙を突くような行動を繰り返している。台湾国防部(国防省)によると、中国軍の爆撃機「轟6」、早期警戒管制機「空警500」、戦闘機「殲11」が10日、台湾の南西からバシー海峡を経て西太平洋に出た後、同じルートを引き返した。中国軍機が台湾周辺を飛行するのは今年6回目。3月16日には台湾周辺で初の夜間飛行を行った。

 南シナ海でも中国が覇権を拡張しようとする動きが目立つ。軍事拠点化を進める南沙(英語名スプラトリー)諸島に3月、「科学研究」施設を設置。ベトナム外務省は4月3日、中国海警局の船舶が西沙(英語名パラセル)諸島付近でベトナム漁船に追突し沈没させたと発表した。

 米軍も南シナ海で「航行の自由作戦」を行い、中国軍をけん制しているが、中国側は強硬な態度だ。環球時報英語版(電子版)は、電磁波によって米軍艦の兵器や制御システムを一時的に使用不能にする「新たなアプローチ」もあり得るという軍事専門家の見解を伝えた。 
【関連記事】

国産空母、海南島で就役か 「南シナ海で訓練」―中国軍
【図解】南沙諸島と中国が主張する九段線
急速な増強、脅威増す=中国海軍、米に対抗-国際観艦式
〔写真特集〕中国海軍~初の国産空母が進水~
〔写真特集〕海上自衛隊護衛艦~主力艦の詳細スペックを紹介~




米艦が台湾海峡の中間線越す 異例の行動、中国強く牽制 

4/11(土) 20:03配信

産経新聞
米艦が台湾海峡の中間線越す 異例の行動、中国強く牽制 

台湾海峡中間線

 米海軍の駆逐艦が10~11日に台湾海峡を通過し、中国大陸と台湾本島の中間線を中国側に越えた海域で航行していたことが11日、分かった。台湾の国防部(国防省に相当)関係者が明らかにした。中間線は中台間の事実上の停戦ラインとして機能しており、米軍が越えるのは極めて異例。中国軍機が中間線を台湾側に越えて飛行した際、米国は「地域の安定を害する」(国務省)と批判していた。今回は米側が中国を強く牽制(けんせい)した形だ。

 台湾の国防部は11日、日時を明らかにせず、「米艦1隻が台湾海峡を北から南に航行した」と発表した。関係者によると、米第7艦隊(本拠地・神奈川県横須賀市)所属のイージス駆逐艦「バリー」が10日午後から11日未明に海峡を通過した際、中間線より中国側にあり台湾が実効支配する馬祖列島の近海を航行した。

 国防部は米艦の行動について「全行程を掌握していた」としているが、同部の史順文報道官は産経新聞の取材に「米艦が台湾海峡を航行したとしか言えない」と述べるにとどめた。台湾メディアは中国海軍のフリゲート艦がバリーを追跡し、監視活動を行ったことに関しては報じている。

 米海軍による台湾海峡通過は、2018年後半からほぼ月1回と定例化しているが、いずれも中間線の台湾側を通過してきた。フランス海軍のフリゲート艦が昨年4月、台湾海峡を通過した際、中国国防省は「中国の領海に違法に侵入した」と強く抗議した。関係者によると、この際も今回同様、仏艦は中間線の中国側を航行していたという。

 中間線をめぐっては、中国空軍の戦闘機2機が昨年3月末、台湾側に侵入。台湾の蔡英文総統が「挑発行動の排除」を指示し、米国も「台湾への威圧をやめよ」と警告した。今年2月にも中国の戦闘機が侵入し、米軍は直後に特殊作戦機や戦略爆撃機を台湾周辺で飛行させた。

      (田中靖人)

【台湾海峡の中間線】

 台湾海峡で中国大陸と台湾本島の中間点を結ぶ線。米国と台湾の米華相互防衛条約締結時(1955~79年)の58年に米軍が台湾防衛のために引いた「デービス線」に由来し、中台双方の軍は平時には越えない。中国側は公式に認めておらず、中台間の「暗黙の了解」として運用されてきた。台湾の国防部は北緯27度、東経122度と北緯23度、東経118度を結ぶ直線と定める。
【関連記事】

中国経済が大失速!専門家「嘘が全部バレつつある」 ほくそ笑むトランプ大統領
「習政権がコロナ隠蔽」中国複数メディアが報道! 事実なら国際社会から断罪必至
中国最大手投資会社が「社債デフォルト」の衝撃… 専門家「中国総破綻の予兆だ」
習主席の「国賓来日」はチャンス 日本は「民主化・人権」を説得せよ!
中国・韓国・北朝鮮は“沈没寸前”敵に塩を送る特定野党・メディアの愚行




中国空母が沖縄 宮古間通過 昨年6月以来 防衛省

4/11(土) 23:05配信

時事通信
中国空母が沖縄 宮古間通過 昨年6月以来 防衛省

沖縄本島と宮古島の間を通過した中国軍の空母「遼寧」(防衛省提供)

 防衛省は11日、中国軍の空母「遼寧」など6隻が沖縄本島と宮古島の間の公海上を通過したと発表した。

 遼寧の通過は2019年6月以来4回目。領海や接続水域への侵入はなかったが、同省は中国が活動範囲を広げているとみて警戒を強めている。

 同省によると、10日午後7時ごろ、長崎県の男女群島の南西約420キロで、海上自衛隊の護衛艦と哨戒機が遼寧や補給艦など計6隻を確認。遼寧は11日午後4時ごろ、沖縄―宮古島間の海域を南下して太平洋に入った。 
【関連記事】

中国空母が沖縄―宮古間通過 昨年6月以来―防衛省
中国空母が沖縄-宮古間通過=18年4月以来、最新補給艦と-防衛省
グアム周辺、初航行か=米に対抗、活動範囲拡大-中国空母
【特集】「防御」から「攻勢」に転換した「新防衛大綱」の問題点
〔写真特集〕海上自衛隊護衛艦~主力艦の詳細スペックを紹介~



dai***** | 20時間前

世界にコロナをばら蒔いた当事国が感染押さえ込み、欧米各国が苦しみ経済がガタガタになっていることを良いことに、世界の覇権を狙って動き出したように感じる。だから日本も国力を低下させないように外出禁止にはせず、お金も配布できず経済へのダメージを極力少なくしようとしている気がする。国民1人1人がやれることを最大限やって、国力を低下させないように頑張るしかないのではないか。

返信2

353
30

mar***** | 21時間前

中国はウィルスを封じた様にふるまっているけど、本当に大丈夫ですか?
その空母は、大丈夫ですか?
火事場泥棒よりも、確実な封じ込めをすべきではないでしょうか。

返信0

87
3

asa***** | 20時間前

コロナ流行を狙った火事場泥棒的な空母通過ですね。

防衛省は厳しい態度で臨んでください。

それにしてもコロナで世界中に現在進行形で迷惑を掛けているのに、この態度はなんだ?

中国は空母を派遣する一方で、米艦隊が台湾の中間線を航行したことに強い抗議をしております。

俺はよくてお前はダメだ、なんてジャイアンかよと!

返信0

72
4

tai***** | 20時間前

これではっきりわかった。
習近平は皇帝になろうとしている。
最近は南方のスクランブルも増えたと聞く。
自国で作ったコロナをばらまき、欧米諸国が弱った後に進軍を始めるだろう。
我が国はもちろんの事、台湾、フィリピン、ベトナム、インド、モンゴル、(あえてロシアは入れない、信用出来ないから)はすぐにでも対中の軍事行動への対策をするべきだ。
各国連携をとり、この新たに発生した軍事国家に天誅を下そう!

返信1

62
4

sar***** | 20時間前

アメリカの空母ルーズベルトがコロナ感染で身動き取れないからね。
このタイミングで威圧的に空母を展開するとは。
コロナ感染が終息したら徹底的に中国の罪を糾弾しよぅ。

返信1

78
3

awd***** | 20時間前

コロナ蔓延の元凶であるこの国は全世界がウィルスに苦しむ中、軍事的示威行動をしたということを今後忘れてはならない。

返信0

87
5

nmk***** | 20時間前

米艦も台湾海峡の中間線越す異例の行動をとって中国強く牽制したようですし緊張感高まってきてるかも

返信0

56
1

the***** | 20時間前

警戒を強めてほしい場所がありすぎる。
法務省のHP 「新型コロナウイルス感染防止に係る上陸審査の状況について」(4月分pdf)
「特段の事情」が認められ、上陸を許可した人数が
4月2日までは10人20人程度ですが、3日から日に約300人以上急増してます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 神奈川初の新型コロナ関連倒... | トップ | 緊急発進増で中国を批判 河... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国際紛争 国際政治 」カテゴリの最新記事