こんにちは!栃木県在住消費生活アドバイザー連絡協議会です ~略して「栃アド」、よろしく!

このブログは、栃木県に住む消費生活アドバイザーで作る協議会の活動をご紹介するものです。時々オタク的ネタ入ります。

消費者とは?

2015年02月01日 | 消費生活相談
先日仕事で、ある高校に出前授業に行きました。
対象は3年生。進路もほぼ決まり、もうすぐ社会に出ていく若者たちです。

そこで、「自分は消費者である」と思う人は手をあげて、と聞いてみました。
1~2割が手をあげず、???という顔・・・

お菓子を買ったり、漫画を買ったり、スマホでメールしたり、
商品やサービスを買って利用している人はみんな消費者なんだよ、というと
ちょっと理解するようです。

消費には契約がつきもので、契約に関していろいろなトラブルがある。

授業では、契約とは何かを説明し、若者によくあるトラブルの事例を紹介します。
お金の支払方法にはいろいろあること、『後払い』でとくに『分割払い』『リボ払い』にしたときに
困ることがないよう気を付けて!と話をします。

トラブルの相談を受けて、助言したり、あっせんしたりするのが消費生活センター。
この授業で習ったことを忘れてしまってもまあいいけど、
困ったときはとりあえず、センターに相談してね、と締めくくります。

本当は2コマ、90分~100分はほしいけれど1コマの時はポイントだけ話すしかなく、
なかなか大変です。

でも生徒たちが、わかった!と感じてくれた時はとてもうれしいし、やりがいがあります。

10年前、未成年者が消費者被害にあうことはまずなかった。
けれど、スマホの普及で、ネットの世界が子供たちに身近になり、
親にも抵抗がなくなってネットを自由に使わせることで
以前は想定もしなかった被害にあう子供が増えています。

お小遣いも、月極めでもらっていれば、お金を使えば、自分の財布の中身が減る。
使いすぎると、ほしいものがあっても、翌月のお小遣いをもらうまで我慢しないといけない。
それはとても基本的な金銭教育だったのですが、
お小遣いを月極めでもらう子供が減り、その都度親からもらっている時代です。

契約の話、お金の話、ネットの話、話したいことはいっぱいある。

市町のセンターは小中学校に、県は高校に。
消費者教育が必須になり、需要は増えそうです。
コメント
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