こんにちは!栃木県在住消費生活アドバイザー連絡協議会です ~略して「栃アド」、よろしく!

このブログは、栃木県に住む消費生活アドバイザーで作る協議会の活動をご紹介するものです。時々オタク的ネタ入ります。

研修バス旅行 ~雲岩寺、天鷹酒造

2019年05月28日 | 栃アド
昼食後は雲岩寺へ。ふるさとガイドのTさんにガイドをお願いし、境内を回りました。



ここは臨済宗妙心寺派の名刹で、修行場です。かなり修業は厳しいそうです。

TVCMで吉永小百合さんがここで撮影をされていたので、去年はとても大勢の観光客でにぎわったとか。そういえば、朱塗りの反り橋で、記念撮影している人が多かったですね(^_-)-☆
(集合写真は当会のホームページにアップします)

ちなみに、松尾芭蕉が「木啄も 庵は破らず 夏木立」の句を残しており、句碑が建っています。
住職のお書きになった文が何種類かおいてあったので浄財を納めていただきました。

なかなか奥深い・・・

雲岩寺の見学後は、黒羽支所で大田原の名産品を購入し、天鷹酒造に向かいました。

大田原市には六カ所の造り酒屋があり「六つ蔵」と呼ばれています。安全でおいしい水、「那須連山という自然のろ過装置で磨かれた、旨味たっぷりの伏流水が、大田原の優しい味わいの地酒を生んだ」そうです。
 (六つ蔵・・・池島酒造、菊の里酒蔵、天鷹酒造、平山酒造、鳳鸞酒蔵、渡邉酒造)


天鷹酒造は1914年創業で、辛口のお酒を造っています。


社長の尾崎氏にお話を伺いました。米へのこだわり、熱い思いが伝わってきます。いずれ自分たちで作った米でお酒を造りたいとおっしゃってました。(同じ山田錦でも品質が24に分かれ、ピンからキリまであるそうです)

また、有機栽培米で、有機の酒を造り、日本・アメリカ・EUで有機認証を受けているそうです。

ワインと日本酒の違いは、発酵にあると。
ワインには「当たり年」があるのは、味の決め手の8割が原料にあるためだそう。日本酒の場合、確かに「当たり年」というのを聞きません。それは少し米の出来が悪くてもその後の発酵の過程で調整できるからだそうです。このため、日本酒は原料2割、発酵が8割、だそうです。

この写真は、精米機とコメのビフォーアフター。山田錦は真っ白です。
ゆっくり時間をかけて(82時間!)3割5分磨くのだそうです。


日本酒の保管は「温度」「光」「空気」にあるので、できれば冷蔵庫に保管して欲しい。例えば飲みきれなかった日本酒は小さめの瓶に移し替えて、空気になるべく触れさせないようにしっかり栓をして冷蔵庫に入れておけばかなりもつそうです、(ペットボトルは溶けるのでNG)

お話を聞いたあと6種類を試飲し、それぞれ好みの味のお酒を買いました。

試飲した人曰く「飲み比べると全然違う!」だそうです。
試飲は営業中はいつでもできるので、ドライバー以外の人は是非試飲してみてください。


栃アドでは、県内各地の酒蔵見学をしているのですが、それぞれお話の内容が違い、いつも新たな発見があり、面白いです。充実した1日、でした。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
コメント
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