2024年12月7日(土)に、宇都宮市文化会館にて12月の定例会を開催しました。オンラインも準備しましたが、今回は、全員会場参加で和気あいあいと話を進めました。
先月、白鷗祭で実施したクイズの集計結果では、リボ払いに関するクイズの正答率が若干低く、金融リテラシーに関する啓発が今後も必要だなと思いました。
ちなみにこんなクイズでした。
・100万円の買い物をして、毎月1万円のリボ払い(年利15%)で返済する。
年利15%だから、返済総額は100(万円)×1.15(%)=115(万円)。
1年あたり12万円返済するので、115(万円)÷12(万円)≒9.58(年)になる。だから、完済するのは約10年後である。
この文章は正しい?間違っている?どっち?
栃アド会員ならわかりますよね?(答えはのちほど)
定例会後、宇都宮市内で自治会長をされてる伊藤氏による「地域における高齢者のサポート(高齢者のデジタルデバイド解消に向けて)と題したミニ講座を開催しました。
高齢者がスマホになじめない理由として、
①ボタンを1つ押す(タップする)だけでは終わらない、
②間違ってデータを無くしたり壊したりしないか心配、
③専門用語、カタカナ語が多くわからない、
④手や指の動きが若い人のようにいかず入力しにくい、
⑤家族に聞いても「この前言ったよね」と言われるため、聞けない、
ということをあげられていました。
そうそう、と思いながら聞いていて、こういった不安を無くしていくことが必要だと思いました。
そして最低限、QRコードの読み取り方と、検索の仕方、LINEの使い方、SMSの使い方を知って使えると、高齢者が自信をもっと使えるようになるという話に、納得でした。
伊藤様、興味深いお話し、ありがとうございました!
人手不足の解消や、緊急時の対応にスマホはこれからますます必須のものになります。高齢だから、必要ないから、と毛嫌いせず、積極的に活用してほしいなあと思いました。
さて、次回定例会は、2月15日(土)10時から、ぽ・ぽ・らで行います。
会場がいつもと違うので気をつけて下さいね。
・・・クイズの答え・・・
問題文にある数式のおかしさに気づきましたか?
数式を見ただけで拒否反応を起こすようではダメですよ。(;´∀`)
年利15%ということは、1年間に、100万円に対し15%、つまり15万円の利息が発生するということです。(115万円は1年後の元本と利子の総額になります)
毎月1万円・年間12万円の返済ではこの利息すら払いきれないので、完済は永遠にできません。
ということで、答えは×、です。
ほとんどのカード会社のサイトでは返済のシミュレーションができます。
月々の返済額を12000円にしてもエラーになるはず。13000円でようやく計算できるところもありますが、返済回数は200回を超え(17年以上)、返済総額は300万円を超えます。検証してみてください。(一般的には月に25000円以上でないとエラーになる可能性が高いです)
リボ払いは、1回に払う金額がだいたい決まっていて、支払いやすいですが、1回の返済額が少なければ、回数が多くなり、返済回数が増えれば増えるほど返済訴額が増えます。リボ払いは避けたほうが無難です。
(カード会社のかた、ごめんなさい)