百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

60歳のラブレター

2009-05-17 19:00:35 | Weblog

   5月17日  (日)  ②
                        平成17年1月1日より 1,598日目
                                      歩いた歩数     その距離
                        本日           14,699歩       10,289m                     
                        総計   22,504,745歩  15,753,322m
   フンジェラブ峠(国境)を越えてパキスタンに入るイスラマバードまで後 18,218m

                          

 神明町名画劇場の今月の映画は早くから「60歳のラブレター」と決めていた。ところが売り出されているのはDVDではなく、本だけだった。そこで本を「アマゾン」に注文することにした。

 パソコンやプリンターのように新品と中古品では性能や能力に大きな開きがあるので迂闊には買えないが、本は新品と中古品でも内容は同じなので、私はいつも古本を買うことに決めている。

 今回も「アマゾン」に注文した。新品が1200円なのに、古本は120円からあった。私は120円の古本を注文した。送り賃が340円で460円だった。それでも新品同様で安い買い物だ。私は夢中で今朝までに読み切った。

 「60歳のラブレター」は映画のシナリオのように物語風に作者によって書かれているものと思っていたが、読み始めてみて、全く異なるものだと判った。この本は、「住友信託銀行」が戦後の貧困から立ち上がってきた高齢者がこれからの人生を」楽しく語り合っていこうという愛の誓いを願って、日本中の高齢者に呼び掛けて集めたものから抜粋して作った作品だった。

 二人の結婚生活は百人百様で、人生の荒波に揉まれて破滅の憂き目を経験した者・山有り谷ありでやっと安定した境地に辿り着いた者・どちらかの伴侶を失ってその思い出に耽る者・一時の浅慮から別れ離れになって元の鞘に納まりたいと願う者・人夫々だが皆今は悔い改めて、これからの人生を明るく楽しく生き抜こうと誓いあってるラブレターばかりだ。

 妻に感謝しながらも一度も「ありがとう!」といえなかった夫の多いこと、夫の浮気に悩まされ続けた妻、永年単身赴任で青春を棒に振った者、これからの余生に期待するラブレターを書いてる者の多いのを読んで、自分たち夫婦の恵まれた人生にしみじみ喜びを感じた。