キク科コスモス属。 キバナコスモス(黄花秋桜)、別名:キバナアキザクラ(黄花秋桜)。 多年草、または一年草。 コスモスの名を冠するが、オオハルシャギクとは同種同属に当たり、互いに交配することはできない。 現在は日本で広く園芸品種のひとつとして栽培されているが、一部では逸出して野性化している。高さ30~100cm。 概ね60cm程に成長するが、鉢植え、プランター向けに20㎝程度に留まる矮性種も出回っている。 原産地:メキシコ原産。 原産地では標高1,600m以下の地域に自生する。18世紀末にスペイン・マドリードの植物園に送られ、ヨーロッパに渡来した。日本には大正時代の初めに輸入された記録が残っている。 病虫害の被害も少なく、初夏~夏にかけて新芽付近にアブラムシがつく程度である。やせた土地でも適度の水分をあたえれば、問題なく成長するため、頑強で育てやすい植物と言える。 ただし、日陰での栽培は向かず、充分な日照のない環境では葉などの形が崩れる場合があるので注意が必要です。 開花期:6月∼10月。 直径3~5cm程の黄色、またはオレンジ花を咲かせる。改良種として濃い赤色の品種も作られている。 花は一重咲きと、八重咲きがあが、園芸品種として市場に出回っているもののほとんどが八重咲きです。 5月18日の誕生花。 花言葉「野性的な美しさ」、「野性美」、「幼い恋心」。
写真 キバナコスモス(8月21・川口川遊歩道)