ツツジ科ハナガサシャクナゲ(カルミア)属。 常緑性低木、樹高2~3m。 カルミアはコンペイトウのような形をした、色濃い蕾を持っています。花が開くと皿型になり、色は薄く模様が入って、蕾の様子とは全く異なった印象を受けます。 開いた花をよく見ると、オシベの先は花弁のくぼみの中に収まっています。 このオシベは飛来した昆虫などによって刺激を受けると飛び出して、花粉を散らす面白い仕組みを持った花です。 原産地:北アメリカ東部原産。カルミアは7種からなる小さな属で、北アメリカとキューバに分布する常緑低木です。 一般にカルミアと呼ばれるものはラティフォリア属を指し、いくつかの品種の鉢植えや庭植の花木として栽培されます。栽培はシャクナゲに準じ、夏の暑さと乾燥に注意が必要です。 カルミアはスプーンの木と呼ばれています。アメリカ先住民がこの木でスプーンを作ったことからこのように呼ばれています。しかし、木本体や茎、葉などには有毒成分が含まれていることなので、利用は根だけということです。 開花期:5月~6月。 花色は白、赤、ピンク、茶色。 別名:アメリカシャクナゲ、ハナガサシャクナゲ(花笠石楠花)。 2月11日、2月20日、4月30日の誕生花。 花言葉:「優美な女性」、「大きな希望」、「野心」、「大志をいだく」、「さわやかな笑顔」。
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カルミア(5月18日楢原町)
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