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ムベ(アケビ科)

2018年12月26日 | 日記
アケビ科ムベ(アケビ)属。 半耐寒性、常緑つる性樹木。 アケビに似ていますが、ムベは熟しても裂けないところが違います。 果実は日持ちがよいので蔓が着いた状態で活け花の材料にされることもあります。葉は小さな葉が集まって長い柄のついた形(掌状複葉)をしています。この小葉の数が木が成長するにつれて3,5,7と増えていくので縁起のよい木とされている。 日本では伝統的に果樹として重んじられ、宮中に献上する習慣もあった。しかし、アケビ(木通)に比較して果実が小さく果肉も甘いが食べにくいので、商業的価値はほとんどない。 現在でも生産農家があり、皇室の他、天智天皇を祭る近江神宮、靖国神社に献上している。茎や根は野木瓜(やもっか)という生薬いで、利尿剤となる。 別名:トキワアケビ(常盤木通)、ウベ。 原産地:日本、朝鮮半島。日本(東北~沖縄)から朝鮮半島南部にかけて分布する。元々は関東より南の地域に分布する暖かい地方の樹木ですが、丈夫な性質のせいか今では東北地方の一部まで分布地域が広がっているそうです。つるは長く伸びて成長すると直径8㎜程の太さになります。 開花期:4月~5月。 果実期は10月。萼が花弁状になった小花が葉の付け根に5輪前後固まって咲きます(雌、雄花あり)。 花の色は白∼淡いクリーム色で、中心に紅紫色の筋が入ります。花後に直径5㎝程の卵形の果実をつけ、秋に紫色に熟します。 果実にはやや透き通った果肉と、たくさんのタネがつまっており、果肉はほのかに甘くて美味しい。 11月20日の誕生花。 花言葉:「愛嬌」。
写真  ムベの果実  (12月11日犬目町) 

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