50オヤジの独り言

50歳既婚、子供なし、犬2匹と金沢市内に住むオヤジの独り言です。

マスコミとインターネット

2005-06-15 21:27:26 | 時事ネタ
数日前たまたまニュース23でマスコミとインターネットの情報の質の違いについて特集をしていた。
要はインターネットのほうが情報量があるのだから今後マスメディアは不要になるのではないか
というような視点で議論をしていたのであるが、それについて私見を述べてみたい。
情報量という点ではインターネットのほうが確かに圧倒的である。
一方マスメディアはそれを記者がまとめて書いているわけでその際に編集というフィルタをかけている
訳であるからそこには書き手の恣意性が入ることになる。
どっちがわかりやすいといえば当然編集された情報のほうがわかりやすいのであるが
一方私は日本のマスコミの書き手は思想というフィルタもかけており、さらにたちの悪いことに
良識を自称しているマスコミほどそこに偏見と曲解という事実とことなる「うそ」を
入れているケースが多いと思っている。
インターネット上の情報はそれぞれがジグソーパズルのピースのようなものであり、中には
うそも混じっているのでこれらをきちんとはめ込んで真実を把握するには知性が必要であると
考えている。(様々な情報の中から真実の姿を見出すことは知的作業としてはとても面白い!!)
ただこれにはトレーニングと時間が必要なので世の中すべての情報がこの状態では大変だ。
したがってマスコミのほうで編集という作業をとおして真実の姿にまとめてくれることは大変
ありがたいと思う。
ただ日本のマスコミの困った点はこの情報の編集作業にすぐに意見という思想の入った
事実とことなる情報ピースを入れてしまうので書かれている内容の信憑性を非常に下げてしまって
いると思っている。
意見を述べることはそれはそれで重要だとおもうので
もう少し事実と意見を明確に分けて我々に伝える工夫をしてもらえないものか??
情報コンシュルジュ(情報を組み合わせて真実を浮かび上がらせる人)とオピニオリスト(意見を
言う人)というような感じで明確化してくれるとよいのだが・・・