今日は石川県の指導員研修会の理論講習でした。
これに参加せなあかんかったんで
昨日一人で小海から帰ってきました。
内容は
昨日のまんまです。
そういう意味では
ちょうどよいタイミングでの学習ができたように思います。
しかしまあ
言っていることはいいんですが
もう少しわかりやすく説明できないもんですかね~
いやいや
今日の説明がわかりにくいのではなく
SAJの理論がわかりにくい
ということを感じております。
要するに
内スキーの角付けゆるめて
内スキーのTOPから先落とししてターンを始めるということでしょう??
っで
あとはスキーのTOPがくいこまないように
かかとよりに荷重して回転が始まったら遠心力に対して
外スキーで抵抗にたいする壁をつくる?
てな感じですか??
原理原則にのっとったものほど
わかりやすい
はずなんですがね・・・
結局のところスキーの技術について
きちんとした理論的、体系的に研究が進んでいないから
いつまでたってもわかったようなわからないような
理屈がまかり通ってしまっているように感じます。
加えて言うと
スキー理論自体が目的なあいまいな部分で語られているために
なにが正当性が高いかという物差しがない状態で語られているように感じます。
基礎スキーの場合、客観的な成果指標ががないので
技術の有効性について検証の仕様がないというのが実情でしょうね・・
似たようなスポーツでは野球の理論がありまして
これも有効性についてあまり理論的には説明できない部分が
あると思っているのですが
ただ勝率や打率などの数字で有効性を実証できるところが
基礎スキーと違うところです。
ただ技術選手権とデモンストレーターという
プロスキーヤーとして飯が食える可能性のあるマーケットがあるために
それで飯を食っている、あるいは飯を食おうとしている人たちが
SAJの提唱する技術に賛同もしくは迎合してありがたがっているという現状があります。
結果的に
部外者にはきわめてわかりにくい世界になっており
新規ユーザーの減少を加速化させているという現状があります。
誤解のないように申し上げておきますが
私は今のSAJの提唱する技術について非難もしくは否定するつもりは
まったくありません。
私のようなマニアにはスキーの技術論は
たまらない蜜の味でして、そうした新しいと思われる
技術に自分のスキルを適合させていくことに
スキーの醍醐味を感じている部分があり
それが何十年やっても飽きないスキーというスポーツの魅力だと思っております。
自然で楽なスキーというコンセプトは
「柔よく剛を制す」と通ずる部分があり
技術とスキルを突き詰めることにより
若手のバリバリのアスリートに対抗することができるという
醍醐味があるのは事実です。
ただ、あまりにマニアック過ぎるために
スキーやってない人に自分のスキーの趣味の世界について
語ることを最近は放棄しております。
なんか完全に怪しい趣味の世界ですね~
余談ですが
最近のスキー技術の話は武術やっている方と話していると
めちゃめちゃかみ合うんですよね~