7時起床~~
今日は初のロング・クロスカントリー(長距離の野外飛行)の日だ
最初はM教官と一緒に往復して、その次は同じルートを一人で行く計画
第1回目の目的地は、Twentynine Palmsです。チノから東へおよそ170km離れた周りには何もないところ。現地はバリバリの砂漠気候で、午後になると風は強くなる傾向にあるようだ。出来れば朝のうちにテイクオフしたかったが、肝心のチノ周辺が砂嵐到来・・・
さすがに出発できず。結局、正午の出発となってしまった。
さすがに出発できず。結局、正午の出発となってしまった。
途中のLake Mathews湖までは慣れた空の道(?)なのだけど、いつもと違う点が一つ!!
Mathews湖のちょっと先は、オンタリオClass C空域があり、その空域の天井である高度5500フィート(約1700m)以上まで湖に達するまでの間に上昇する点が違う。
本日の計画では、比較的気流が穏やかと予想されている7500フィート(約2300m)まで上昇する。この高度・・・もちろん、今まで飛んできたなかで最高高度です・・・上昇につれて高度計がどんどん上がっていき、さらに、上昇ってことは、機首が上を向いている訳で、正面の景色が見えないので、上昇中はちょっとドキドキしながらの操縦となった
ターゲットの7500フィートで水平飛行に入る。空から見える地上の様子もいつもと違う。。。高い
Marchという米空軍の空港の真上を通過しながら、離陸していく(恐らく)米軍の輸送機がちっちゃく見えたくらい。
高い高度を飛べば遠くまでよく見える。特に今日は山と山の間を通ってパームスプリング(Palm Springs)方面へ向かうルートなので、高高度だとその谷間を見つけやすかった。もちろん、雲がない場合ね。
通常は、山の側を飛行する場合は、下降流・上昇流が起こる可能性が高いのだが、この日は無風?と感じさせるほど全く揺れはなく、快適な巡航だった。途中、オンタリオ空港やパームスプリング空港の航空気象情報を聞きながら、気圧や地上の風をチェック!特に問題はなさそうだ。
基本的に航空地図と地上の目標物を見ながらの飛行なので、ぼけーっとしてる暇は・・・ないっす。ハイウェイ、大きなホテル、ローカル空港、山、湖など。常に現在位置を確認しながらの飛行は、初めての地域ではキツイ・・・よね
「え?どこ?あー あのハイウェイが曲がっている脇にある小さな空港・・・」
とまぁ、一つ一つ目標物を探すのに一苦労です。まぁ、クロスカントリーに慣れてくれば多少は見つけるまでに費やす時間は短くなるのかなぁ、と期待
何事もなく、Twentynine Palms空港に到着!大体1時間強の飛行時間だったかな。
周りは何もない・・・めっちゃ静か。さくっと、トイレ休憩+一服を済ませ、チノへ向けてテイクオフ
「M教官~ もうちょっと、そのぉー ゆっくり初クロスカントリーの味を噛みしめたいのですがぁ・・・」
チノへの帰り道
山と山の間のルートの環境が激変していた。強烈な風が吹きまくりで。前から上から下から・・・当然、機体も大きく揺れまくりました。。。
ビックリしたのは、機体は水平なのに、高度計があっというまに500フィート(150m)ダウン・・・強い下降流が機体を押し下げていたのでしょう。かと思えば、他の地点では強烈な向かい風が・・・おいおい、地上のハイウェイで走っている車とどっこいどっこいの速度のような気がする。下手したら、早いスピードの車に追い抜かれそう・・・な感じ
経験値としては貴重だったけど、一人でこのルートを飛ぶ場合は午前中に限る・・・と強く思ったのでした。
帰りの飛行時間は1時間半くらいかかったようだ。風の影響ってすごい。
本日の飛行時間は3時間!チノに戻って遅い昼食・・・疲れがドッと出た。1時間仮眠をしようと思ったら、3時間の仮眠になってしまった・・・
遅い昼食だったので、夜になってもお腹が空かず結局食べなかった。
明日は、今日と同じルートを一人で行く予定。早く起きないと。