心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

慣れ

2016-10-12 | 不思議
会場ど真ん中辺りの後方に

アウトドアチェアを二つ並べて

友人と私は話してる



10年来の友人と

10年来のこの大会



向こうから私たちの共通の友人が

歩いてきたから

おーいって手を振って声をかけた



その友人は

こちらを見てびくってして

少し後ずさってから

気付いたらしく笑いだした



誰かと思ったって

怖い怖いって

私はそこには入れないわって

笑って過ぎて行く



私は隣の友人とまじまじ見つめ合い

お互いをチェックし合った



友人の体に張り付くような服が

姉御風だから?



私はフレッシュ感出すための

ジーンズだけど女優帽のような

つば広帽子のせい?



二人で言い合いながら

吹き出して大笑い



そう言えば

10年前にここに来た時

怖い人ばかりいるって

思ったことを思い出した



怖い思いをさせられたことは

もちろんない



あれから毎年

怖い人が減っていって

今年は怖い人と言われる側に

回ってしまったのは

きっとここに慣れてしまったから



でも慣れって

もしかしたら

鈍感になったって

ことなのかもしれない



だって

昔は何が怖かったのか

今は何を怖いと言われているのか



さっぱりわからないのだから


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2 コメント

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慣れ (雨あがりのペイブメント)
2016-10-15 14:13:23
 「慣れ」きらりと光る小さな感性ですね。

 「慣れ」は無意識のうちに、感性を鈍らせ、日常をつまらなくしてしまいます。
 最悪の場合、「惰性で生きる」なんてことにもなりかねませんね。

 「慣れって もしかしたら 鈍感になったって ことなのかもしれない」
 こんなフレーズをさらりと言ってのける少女のような感性に今回も脱帽です。

 ほめ上手でもなく、胸の奥の方にしまい込んだ琴線が、チリリと鳴るのです。

 どうぞくれぐれも、木になど登らないでください。
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雨あがりのペイブメントさんへ (心の模様)
2016-10-16 22:41:25
ありがとうございます。少女のようって・・・。(笑)
でも、子供のまま成長してない部分が多数あるので、
そしてそれを直すようにも特に誰にも言われてこなかったので、
心は少女かもしれません。(笑)

子供の頃は木にも平気で登りましたが、さすがに、褒められて登りたくても木につかまってるのがやっとだと思います、(笑)
いつも嬉しいです。ありがとうございます。
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