昨日、テレビのニュースで平山郁夫氏、東山魁夷氏などの版画の偽作が流通しており警視庁が捜査をしているとのこと。
ずいぶん前だが平山郁夫展を見て独特の画法に感動したことがあった。
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このニュースに接して、思い出したことがある。
テレビ番組で「〇〇鑑定団」というのがある。骨董品や美術品の値付けを行う番組である。
この番組でもよく高名な人が描いたとされる絵画や掛け軸などが偽物と判定されることが多くある。
しかし、偽物と判定されたからといって警視庁が捜査に乗り出したとの話は聞いたことが無い。
それどころか観客は爆笑し拍手までする。
この番組で判定された偽物と今回の版画の偽物との違いはあるのだろうか。
何十万円も出して購入したものが1万円ですと判定されても、その人は偽物を売りつけられたと怒っているようにも見えないのは何故なのだろう。ゲームなのだろうか。
そのものが現存するということは、それを描いた人がいて、偽物と知っていて売りつける人もいるのではないだろうか。
今回の版画もこの番組に出して偽物ですと判定されたら、アッハッハーで終わったのだろうか。
私には分からないことだらけである。
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