良寛さんといえば、こども達と手毬をつく姿を連想される方も多いと思います。
手毬つきだけではなく、おはじきや鬼ごっこなどをして子供たちと遊んだそうです。
また良寛さんは常に袂に手毬とおはじきを持ち歩いていました。
こども達と遊ぶ歌が多くありますので、それらを集めてみました。

この宮の森の木下(こした)に子供らとあそぶ春日になりにけらしも
(この宮の森の下かげで、子供らと遊びくらす暖かい春の日永になったことよ*)
この里に手まりつきつつ子供らと遊ぶ春日は暮れずともよし
(歌意はいうまでもない。春の日永を遊び足らず、もっともっと遊び呆けたいと願ったのだ。*)
いざ子ども山べにい行かむ菫(すみれ)見に明日さへ散らば如何にとかせむ
(さあ、子らよ、菫の花を見に山へ行こう、明日にも散ってしまったら、どうしようぞ*)
子どもらよいざ出でゆかむ伊夜日子(いやひこ)の岡の菫の花にほひ見に
(子どもたちよ、さあ出かけていって、弥彦の岡で菫の花の美しく咲いているありさまを見よう*)
霞立つ永き春日を子供らと手毬つきつつこの日暮らしつ
(長くなった春の日を、子供たちと手毬をつきながら、この一日遊び暮らしてしまった**)
子供らと手たづさはりて春の野に若菜を摘めば楽しくあるかな
(子供たちと手を取り合い、春の野に出かけて若菜を摘むと、まことに楽しく感じられることよ**)
*:吉野秀雄 **:谷川敏朗
良寛さんのような生き方はなかかなできません。
bikoさんは今のままの歌を作れば良いのではないでしょうか。
大して短歌を知らないのに生意気なことを言ってすみません。