ソチ五輪スノーボード男子ハーフパイプで銅メダルを獲得した御所市出身の平岡卓選手(20)が同市楢原に「御所スケートボードパーク(GSP)」をオープンさせた。スケートボードは2020年の東京五輪で正式種目に決定しており、若者を中心に注目が集まりそうだ。

 9月に開かれたオープンイベントには全国からスケートボード愛好者が駆けつけ、早速、新しいコースで技を披露するなど滑り心地を楽しんだ。平岡選手も参加し、「コースの出来栄えには満足しています」と話した。

 GSPの開設資金にはこれまでの賞金を充てた。約2300平方メートルの敷地にはコンクリート製のコースがあり、事務所と駐車場(約30台)も設けた。コース上に起伏やジャンプ台などがあり、様々な技を出せるようになっている。ボールと呼ばれる深さ3メートルのエリアもある。

 ログイン前の続き平岡選手はモーグル選手だった父親の影響で6歳からスノーボードを始めた。14年のソチ五輪では18歳で五輪に初出場し、銅メダルを獲得した。

 今では1年の大半を米国などの海外で過ごす。趣味はサーフィンスケートボード。「地元に帰ってきたときに遊べる場所があれば」と、スケートボードパークの建設を決めたという。

 今後はスケートボードの大会なども検討していく。平岡選手は「スケートボードをする子どもが増えて、地元から次の世代の選手が出ればいいですね。御所市の名所になればうれしい」と話した。

 平日は午後3時、土日、祝日は午前10時にオープン。原則、金土は午後10時、その他の日は午後9時まで。年中無休。一般1千円。スケートボード、ヘルメット、プロテクターはレンタルがある。雨天時は閉鎖となる。問い合わせはGSP(080・6208・2048)。(