飽和のスマホ市場、残るはシニア層 携帯各社が争奪戦
- 9月4日(水) 17時45分
(朝日新聞デジタル)
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小売り大手イオン系の格安スマホ会社、イオンモバイルが3日、60歳以上の顧客対象の新プラン「やさしいスマホ」を発表した。スマホ市場が頭打ちのなか、シニア層はガラケーと呼ばれる古い携帯電話の利用者が多い。スマホへの新たな乗り換え客獲得をめざし、格安会社と携帯大手との競争が激しくなっている。
6日に始める新プランは、データ使用量500MBまでで、専用通話アプリによる電話が10分間かけ放題。月額料金は税抜き1980円~、操作画面が大きくて見やすい専用スマホも開発した。スマホ初心者が乗り換えやすいように、使い方の疑問などに答える電話サポートをつけている。
調査会社のMM総研によると、2018年度の国内のスマホ出荷台数は約3千万台と前年度から200万台減った。10月からのスマホ端末の値引き規制もあり、19年度はさらに300万台減ると見込まれている。
そんな飽和状態の国内スマホ市場だが、年代別にみると60歳以上の利用率は約6割にとどまる。孫と写真を撮ったり、SNSを使ったり、スマホを使いたいと思う高齢者も多い一方、価格や操作の難しさが乗り換えのネックとなりやすい。
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