「奈良ドリームランド」跡地、ついに落札 奈良市が公売
2015年11月10日13時09分
2006年に閉園した奈良市の遊園地「奈良ドリームランド」の跡地(約29・8ヘクタール)について奈良市は10日、公売を実施し、大阪市北区の不動産会社SKハウジングが7億3千万円で落札した。同社の担当者は落札後、跡地利用について「再開発の方向性はまだ決まっていない」と述べた。
跡地は遊園地を運営していた会社が固定資産税を滞納し、市が13年に差し押さえていた。入金が確認されれば17日に売却が決定する。
市によると、跡地は市街化調整区域にあり、土地の用途は原則として学校や福祉関係といった公共性の高い施設に限られる。昨秋も公売を実施したが、厳しい用途制限もあり入札者が現れなかった。
奈良ドリームランドは1961年に開園。東京商工リサーチによると、来場者は一時、年間約160万人に達したが、大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン開業(2001年)などの影響で来場者が伸び悩み、閉園した。
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