奈良)「絶景」で人気 宇陀市山中の池「龍王ケ淵」
2020年1月29日 9時30分
奈良県宇陀市室生向渕(むろうむこうぢ)の山中にある池「龍王ケ淵(渕)」が絶景スポットとして人気を集めている。周囲の森や空が水面に映り、「神秘的な池」などと多くのSNSや雑誌で紹介されている。市は周辺の環境整備に乗り出した。
市商工観光課によると、龍王ケ淵は外周約440メートル、広さ約1万1千平方メートル。北、南、西側が山や森で囲まれ、天気が良くて風が弱い時は西側付近の水面に背後の森や空が鏡のように映る。「周囲は静かで遊歩道を歩くと癒やされます。秘境感があるのもいいようです」と同課職員の夛田(ただ)美貴さん。
善女竜王や空海に関する伝承も伝わり、遊歩道や東屋、駐車場がある。市は5年ほど前からホームページなどでPR。旅行やドライブ関係の雑誌に取り上げられたり、個人のインスタグラムで紹介されたりして訪れる人が増えてきた。
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一般の人から行き方を、旅行会社からは大型バスの駐車場所を尋ねる問い合わせも市に相次いで寄せられている。「#龍王ケ淵」「#龍王ケ渕」でインスタグラムを検索すると約2500件出てくるという。
市は昨年12月、一般会計補正予算に545万円を計上。遊歩道の安全対策、案内看板設置、パンフレットの作成を進めている。同課主幹の林英一郎さんは「今後も地元と相談しながら必要な環境整備を進めていきたい」と話している。(
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