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アーチェリー、32年ぶり女子高生五輪代表狙う園田稚(わか)「雅とよく間違えられて悲しい」切符獲得で知名度アップだ

2020年02月04日 06時59分50秒 | スポーツ

アーチェリー、32年ぶり女子高生五輪代表狙う園田稚(わか)「雅とよく間違えられて悲しい」切符獲得で知名度アップだ

 
 
2020/02/03 21
東京五輪代表候補で現役女子高生の園田稚 © スポーツ報知/報知新聞社 東京五輪代表候補で現役女子高生の園田稚

 東京五輪アーチェリー日本代表候補の合宿が3日、都内で公開され、昨年11月の1次選考を通過した男女各8選手が参加。昨秋に史上最年少(当時16歳)で日本代表に選出された園田稚(わか・17)=足立新田高=は、88年ソウル五輪の中込恵子(当時甲府一高3年)以来の女子高生代表を目指す。

 アーチェリー界期待の新星は、「勢いでテンポよく打てる」と自他共に認める早打ちが持ち味。だが、この日は「曖昧なところを狙っているし、無意識に早くなっている」と、1セット6射4分の打ち込みでは、男女全16選手の中で誰よりも時間を使って矢を放った。

 園田は大分県別府市出身で、現在は東京・足立新田高に通う現役女子高生。中学生の時に母のすすめでアーチェリーを始め、中3でJOCエリートアカデミーに入校し、板橋区にある味の素ナショナルトレーニングセンターを拠点に生活している。自身の名前「稚(わか)」については、「13画がよかったらしい」と画数が由来。「幼稚園の『稚』なんですけど、『雅』とよく間違えられるのが悲しいです」と笑顔で語った。

 今後は3月の2次選考会で男女各5選手に絞られ、4月の最終選考会で五輪代表各3選手が決定する。自国開催の東京五輪については、「知り合いや家族の1番近くである試合だと思う。全員が出られるわけじゃない五輪に出て、結果を残すことができたら幸せ。絶対出たいと思う」。熱き思いを語った17歳が大舞台への切符をつかみ、「稚」の名前を世界にとどろかす。


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