秋篠宮ご夫妻と長男悠仁さまが8月中旬に予定されているブータンへの私的旅行で、飛行機事故など不測の事態が生じた際の皇位継承への影響を考慮し、宮内庁が継承順1位の皇嗣秋篠宮さまと、2位の悠仁さまが利用する民間機を、別便にする方向で調整していることが17日、同庁関係者への取材で分かった。

 同庁幹部は「今回が初のケースになる」としている。今春の天皇代替わりで、皇位継承資格者は3人に減少し、3位は上皇さまの弟の常陸宮さま。政府にとって、安定的な継承に向けた対策が喫緊の課題となる中、今回の旅行を巡っては、宮内庁が危機管理の観点から渡航方法の検討を進めていた。