知床は大自然を見に来るところで都会ではない。ここが大事。これが全て。
そして自然は何ともできない。
、、、。
無謀な経営による悲惨な事故が起こってしまいました。
金のためなら何でもする人が実際にいるんです。
何とも事故を起こしてる。
船も破損したまま、誰も出航しない悪天候、同業者も漁師も何度も止めた。
それが全てです。
正直、俺なら乗りません。
何故観光客があんなに乗っていたのか、見当もつきません。
そして事故が起きました。
もう沈みそうになってから救助要請。
現場に海保の船が到着したのは3時間後。
この季節、東京では半袖でしょうが、知床はおそらく10度くらいです。
水温は?海水浴できますか?
無理です。恐らく30分も持ちません。
救護体制に不備がありましたか?
何もありません。
例えば知床と巡視船が停泊している釧路は車で3時間はかかります。
悪天候の海で行くとかも大変です。
地元の漁師も仲間の船も、そもそも羽を出さない悪天候。救助活動に行けません。
因みに病院、、、想像してください。
大自然を満喫する僻地に、一体何が揃っているのかを、、、
日本地図もろくに見れない国民がいることに驚く毎日です。
よく道民が冗談で
「知床に来る友人が北海道に行くから会おうと言ってくるけど、札幌から8時間かかるからw」
と笑います。
本当によく言われるからです。
8時間で東京からどこまで行けますか?w
しかも、北海道は本州のように全て開発されているわけではありません。
俺が本州で車で旅をして驚いたのは、街と街の間に明確な境目がないこと。
例えば釧路から隣の帯広は200km。
その間、町や村は転々とありますが、ほぼ、何もない。下手をしたらコンビニまで数十キロの世界です。
知床も急速に観光でいろんなものができましたが、正直僻地です。
北海道人からしても、驚くほどの自然。
本州の人が見たことも想像も出来ないほどの自然です。
本州の田舎も走りましたが、あんな自然はほとんど無かったです。
そこで驚くほどの経験もできますが、なんでもありの都会でもないのです。
例えば知床でちょっとした服を買おうと思ったら、観光用のTシャツでも買うしかありません。
そういうところです。
病気や怪我、大きな事故にでも遭遇したら、、、
道民は「そういう環境で生きている」
今回の件で、知床観光はかなりの打撃を受けることでしょう。
港は空港のように閉鎖できない、船舶の免許が有れば誰でも出航出来る。
その免許はたった2日で取れるものです。
知床役場や北海道全体がルール作りをまたもう一度やることになるでしょう。
たくさんの命が失われたことは、本当に悲しい。
何でこんな事故が、と思います。
わたしたちは今、岐路に立たされてあるのです。