去る3月14日(土)に川口市総合文化センター「川口リリア 」にて開催いたしました“Spring Concert 2015”。たくさんの方々のご来場を賜り、成功裡にコンサートを終えられたことに、団員一同、充実感と達成感を噛みしめております。ご来場のみなさま、また日ごろ当ブログをご覧になり応援くださっているみなさま、ありがとうございました。改めてお礼申し上げます。
達成感に浸る一方で、反省点や未達成の領域(次の目標)について考え巡らせる今日このごろ。5月19日には総会が開催されます。総会は、単なる年間活動報告の承認作業ではなく、Growの成果と課題を確認しあって、創立10周年となる記念コンサート(2016年3月)に向けてどんな風に取り組んでいくのか、団員みんなで知恵を出し合う機会にしたいと思っています。
さて今回は、写真で“Spring Concert 2015”を振り返ってみましょう。団員の職場での先輩で、プロ写真家でもあるSさんが、なんと700枚超に及ぶ写真を撮影し、選りすぐりの210枚を送ってくださいました。その中から、さらに選りすぐりをどうぞご覧くださいませ!
朝9時に会場に集合し、準備開始。まずは「本日開催」のポスターを貼り出し!
ヤン坊とマー坊。今日はとってもいい天気、絶好のGrow日和でしょう!
舞台セッティング。後列の低音パート用の平台を並べ、椅子を配置し、みんなで大ホール下の倉庫に譜面台を取りに行って、指揮台は要るだの要らないだの言い合いながらとりあえず置いて見て、やっぱり邪魔だねぇと倉庫に戻したり、まぁいろいろ楽しめるものですね、舞台準備って。
舞台奥から客席の方を見るとこんな感じ。
控室では、パンフレットへのチラシ挟み込み作業が黙々と進められていました。
あっ、顔ぶれを見ると「黙々と」なわけなさそうですね。写真に笑い声は写りませんからね… 本番前のひととき、皆でワイワイペチャクチャやりながら準備を楽しみました~
名カメラマンも準備に余念ありません。
さぁいよいよリハーサルが始まりました!
こっちからもリハーサル…
あっちからもリハーサル…
Growが誇るスーパーMC、S女史。「せめてリハーサルぐらいは客席から見させてくれ」と、観客席中段から監督然としたMCを披露してくださいました。アンケートには、演奏自体の感想に加えMCの魅力を感じられた方々の感想も多く寄せられましたよ。アンケートについては、また改めてご報告しますね。
リハーサルも無事終了し、お楽しみのお昼ごはん。しっかり腹ごしらえしましょうね~。
控室でもお昼ごはん。本番前の弁当は、旨い!
ふんわり屋の風船たまちゃんから、私たちのために創作してくださったステキな作品「アルテミス」が届きました。作者のたまちゃんは当団のOG。Growのわずか10年の歴史の中で、Growはほんとに多くの方々に支えられて成長してまいりました。演奏会のお客様も、当団の団員として活躍したことのあるOB•OGも、みんなGrowの仲間です。舞台の上でもそれ以外の場所でも、これからもふんわりと繋がっていきたいですね。
風船のたまちゃんのサイトはこちら。
http://ameblo.jp/funnwariya/
「アルテミッキー」
お客様に見ていただけるよう「本日開催」ポスターの飾りとして使用させていただきました。
そして、集合写真を一枚。
もう一枚、趣向を変えて…
さぁ、いよいよ本番です。驚いたことに、ほんとに驚いたことに、開演時点ですでにほぼ満席の観客席!いやぁ驚きました。スーパーMCも、ちょっと噛んでました。2年前のコンサートでは、ここまで席は埋まっておらず、受付を手伝ってくださったヤマメ(ヤマハ目黒吹奏楽団)の方々が会場前で集客してくださっていましたから…「よ~し、吹くぞ!」っていう気持ちは、お客様の人数で変わっていいものではないかもしれませんが、観客席から受け取るパワーの変化っていうのはあるような気がします。これから奏でられる音楽に対する観客席からの関心と期待、それに「応えたい」「自分たちの音楽をぜひ聴いてもらいたい」って無意識のうちに心に宿る焔みたいなもの。いよいよ開演!の、この瞬間の緊張と高揚、いつまでも忘れずにいたいです。
そして、満員のお客様が見守る中、モーツァルト「ディベルティメント」の旋律で第一部が始まりました。「ティラティーヤティーヤ」じゃなくて、「ティラ,ッティーヤ,ティーヤ」だってば!と何度も何度も指導されながら曲の感じをつかんでいったこの曲。スプリングコンサートの第一曲を飾るいい演奏ができました!(なんて豪語してもいいのかな?まぁいいや。)
2曲目3曲目、バッハ「小フーガ ト短調」「目覚めよと呼ぶ声あり」。Growのアンサンブルの音色は、教会のオルガンの響きのように聞こえましたでしょうか?それともまた、独自の息づかいの感じられる音楽になっていたでしょうか?
4曲目、ピアソラ「リベルタンゴ」。この曲ほど何度も繰り返し繰り返し練習した曲はありません。毎月2回の練習すべてで、この曲を吹きました。雨の日も風の日も、山手線が遅れた日もデング熱騒ぎで代々木公園が閉鎖された日も、リベルタンゴは私たちGrowメンバーの心の中で響いていました。
5曲目、八木澤教司「アルテミスの嘆き」。お忙しいスケジュールを調整して当演奏会に駆けつけてくださった八木澤先生、開演後ずっと、中段なかほどの座席で演奏を聴いてくださっていましたが、この曲の演奏直前にMCからの振りに応えて観客席ですっと立ち上がり、曲についてお話をくださいました。演奏後は楽屋で団員とのおしゃべりにしばしおつきあいいただき、お客さまも私たち団員もちょっと貴重な体験ができたのではないかと思います。来年2016年3月の定期演奏会では、八木澤教司作曲の委嘱作品を初演いたしますので、乞うご期待!
15分間の休憩後、第二部のはじまり。
スーザ「星条旗よ永遠なれ」
「ファンタスティック・ズー」
「クラリネット・サスペンス劇場」
バデルト「彼こそが海賊」
「ジブリメドレー」
うまくいった曲も、もうちょっとこう吹けたらなぁ…と反省材料のある曲も、それぞれに味のある演奏だったのではないかと思います。録音を聴いて、また反省しましょう。
アンコール2曲
「ありのままで」(アナと雪の女王より)
リムスキー=コルサコフ「熊蜂の飛行」
あぁ、これですべて。最後まで大勢のお客様が見守ってくださる中、みんなよく吹きました。「うまく吹けた!」というメンバーも、いろいろと反省点で「ちょっとため息」なメンバーも、「観客席のみなさんにわたしたちの演奏をお届けできた!」という素朴な感動をしっかり喜びたいですね。
さて、ここからは打ち上げ(宴会)コーナーで~す。
川口駅前の「大衆イタリアン酒場 バジリコ」にて、さっそくおしゃべりで盛り上がってます。
お手伝いいただいたヤマメさんや名カメラマン、名MC、バスクラの強力助っ人・・・そんな方々に一言ずつお話しをいただいているうちに、結局全員がお話しすることになりました。なので、写真は代表して団長! 小田和正にこんな写真があったのではないかと思い出し、Googleで探してみましたが、ちょっと見当たりませんでした。でもなんとなく、音楽に携わる人の渋みのオーラを感じさせる、私のお気に入りの一枚。
概ね美女の席。
若者たちと、そうでもない人たちの席。
笑顔が弾けている心の若い人たちと、ほんとに若い子どもたち。
・・・。
最後はみんなで一本締め。いや「ごちそうさまでした」だったかな?
長らくの下スクロールおつかれさまでございました。おつきあいいただきありがとうございました。写真で振り返るスプリングコンサート2015、いかがでしたでしょうか? ご興味を持っていただき、来年3月の第五回定期演奏会にお運びいただければ、Growメンバー一同、とりわけブログ担当の身としてはこの上ない幸せでございます。
Growの練習は、4月7日(火)より新しいパートで新しい曲に取り組み始めます。クラリネットアンサンブルを経験してみたいな、という思いを少しでもちょびっとでもお持ちの方は、当ブログ「団員募集」をご覧いただき、ぜひご連絡くださいませ。
都内の桜はおほかた散ってしまいましたが、まだ不意に冷たい風が吹いたりする寒暖の差の激しい季節、みなさまご自愛くださいませ。それではごきげんよう!