今年3月14日に開催された「Growスプリングコンサート2015」では、152名のお客様のご来場を賜り、60枚ものアンケートをいただきました。皆様からのご意見やご感想からコンサート当日の様子を振り返り、今後のGrowの活動をよりよいものにしていけるよう、アンケートを活用していきたいと思います。開催から2ヶ月ちょっとを経てこのような記事をアップしますのは、次のコンサートに向けた検討が本格化するこの時期、実際にコンサートにお運びいただいたお客様を少しでも身近に感じながら「10周年記念」のアイディアを考えていきたい、という思いから…。いやいや、アンケート集計自体は、演奏会翌週には出ていたのですが、その後ブログ担当の仕事がはかどらず、時間がかかっただけのこと。遅ればせながらのご報告になりますこと、ご容赦くださいませ。
【選択式回答】(%は、回答者数60名に対する比率。)
1.当演奏会を知ったきっかけは?
a.メンバーから ・・・・ 28(47%)
b.チラシ ・・・・・・・・ 14(23%)
c.ネットや雑誌 ・・・ 13(22%)
d.ブログ ・・・・・・・・ 4(7%)
e.案内葉書メール ・ 3(5%)
「私たちは、ミュージシャンならぬ『ミウチ(身内)シャン』なんです…」2013年3月のスプリングコンサート2013の舞台でMCがこのようにお話しし、あまりにも的確な表現に観客席も舞台上のメンバーも思わず笑ってしまう人が多かったのを思い出しますが、今回のアンケートでも「メンバーからの勧誘で当演奏会をお知りになりご来場になった方々」が約半数を占めることがわかります。そのすべての方々が「身内」というわけでもないとは思いますが、『ミウチシャン』健在!と理解すべきでしょうか。
・・・と思いきや、過去の履歴を追ってみると、メンバーからの勧誘は、
・パークコンサート(2008年)「55%」
・第二回定期(2009年)「75%」
・第三回定期(2012年)「77%」
・第四回定期(2014年)「63%」
・スプリングコンサート(2015年)「47%」※今回
上記のとおり、「a.メンバーからの勧誘」が50%を切ったのは今回が初めて。逆に「b.チラシ・c.インターネットや雑誌」を通じてお知りになった方々が45%もいらっしゃったというわけで、「脱・ミウチシャン!の傾向が見て取れる」と評価すべきかもしれませんね。
もちろん、「身内率を下げる」ことは私たちの目標ではなく、これからも「身内」のみなさんには、ずっとずっとご来場賜りたいと考えておりますよ! というより、一度Growを聴いて下さった方はみんな「身内」ですよね! これからも誇りを持って『ミウチシャン』を続けていきます!
チラシは、合計3,000部印刷し、都内・埼玉県近辺の楽器屋さんやコンサートホール等に配布しました。今回、チラシを見てご来場になったか方が少なくとも14名いらっしゃいますが、今後のチラシ配布場所の参考にするため、どこでチラシを入手されたのかお聞きしたかったですね。ネットや雑誌(13名)も、どのようなサイト・雑誌からでしょうね? 次回アンケートでは、工夫したいところです。
ブログは「4名」かぁ・・・。ブログ担当者としては、ブログもかなり集客に活用されているんじゃないかなぁなどと思っていましたが、アンケートを見る限りではボチボチですね。まぁよし。
葉書やメールはこれからも大切にして、Growファンの層を育てていきたいですね。
2.ご来場回数は?
a.初めて39(65%)
b.2回目13(22%)
c.3回目以上6(10%)
半数以上がはじめての方だったんですね!はじめてのGrowサウンドは、いかがでしたでしょうか? ぜひ、来年のオペラシティにもお越しくださいね!
そして、3回目以上という常連さんも少なくとも6名。Growはその名の通りちゃんとGrowしていっているでしょうか?ご常連のみなさま、ぜひぜひ時には厳しい視点でご指摘いただければ幸いでございます。
3.来場の動機は?(複数回答)
a.音楽が好き35
b.友人に誘われた23
c.アンサンブルが好き20
d.クラリネットが好き19
e.入場料が無料15
音楽が好き!イェーイ!アンサンブルが好き、クラリネットが好きと合わせて74名。健全です。とても健全なGrowファンのみなさま、これからも音楽をアンサンブルを、我らがクラリネットを愛し続けてくださいね。首都圏では、ほんとに何百もの団体がひしめき、毎日どこかで演奏会が開催されていますが、そんな中でGrowのコンサートにお運びくださった幸運な皆様、そんな方々に聴いていただけたこと、感謝感謝でございます。
意外と、「入場無料」なんてのもご来場動機になっているんだな・・・と少し驚きました。Growのコンサートは今後も(おそらく)無料ですからね、ご安心あれ。
4.演奏時間帯は?
a.ちょうどよい56
今後も14:00開演を継続しますよ(おそらく)。その後17:00から宴会を始められ団員にも都合いいですので。
5.曲目構成は?
a.良い50
b.普通2
このあたり(曲目構成)が、毎回の演奏会で私たちが悩むところですね。「良い」とのご評価をいただいたき、ありがたい限りですが、次の演奏会に向け、アンケートに表れない生の声を確かめたい気もします。次の演奏会(2016年3月12日)に関しては、だいたい候補曲は出揃ったものの、構成の最終決定まで時間があるので、しっかり考えて、次も「良い」演奏会を作っていきたいです。
6.演奏は楽しんでいただけましたか?
a.楽しめた53(88%)
b.それなりに1
Wow!
7.印象に残った曲は?(複数回答)
第1位 アルテミスの嘆き・ジブリメドレー 31票
第3位 小フーガ・星条旗・彼こそが海賊 各20票
第6位 リベルタンゴ・サスペンス劇場 各17票
第8位 ファンタスティックズー 15票
第9位 ディベルティメント 11票
第10位 目覚めよよ呼ぶ声あり 7票
第11位 ありのままで 5票
第12位 熊蜂の飛行 4票
なるほど。八木澤先生作曲「アルテミスの嘆き」、堂々一位! 来年の第5回定期演奏会では、先生の委嘱作品を初演させていただきますよ。乞うご期待!
「ジブリメドレー」も大人気ですね!
8.(お客様の)年代は?
10代 5名
20代 7名
30代 6名
40代 9名
50代 10名
60代 8名
70代 14名
あくまでもアンケートを書いて下さった方の人数分布ですが、29才までの若者層は「12名」、30才~59才が「25名」、そして60才以上の方々が「22名」。比較的ご年配の方々が多く来てくださっていたのか、熱心にアンケートを書いて下さった方がご年配層に多かったのか・・・
9.性別は?
男17(28%)
女35(58%)
※未回答あり
10.お住まいのエリアは?
都内31(52%)
埼玉14(23%)
その他8
会場は川口でも、都内からお越し下さった方々が多かったんですね。遠いところご来場いただきありがとうございました。
以上、選択回答式のアンケートコーナーでした。
ここからは、コメント・記述でご回答いただいたアンケートコーナーです。
【ご感想】
・楽しかった(大人も子供も赤ちゃんも/満席で充実/また聴きに来たい)
・音楽ってすばらしい(クラリネットの温かみを体感/クラアンサンブルは初めて、ステキ/いい響き/6種類のクラリネットでの演奏がすばらしい/感謝)
・来年の3/12も楽しみにしています。
・リリアに来られたら、ぜひ聴きに来たい。
【曲・選曲・構成の評価】
・身近な曲が多く好感が持てた。
・静かな曲から恰好良い曲までどれも素晴らしかった。
・いろんな感覚の世界に連れて行ってもらえる曲をたくさん聞き、元気になった。
・一部、ニ部の構成が良かった
・Growを聴くのは2回目ですが、曲目が変わっていて、あきずに楽しく聞けました。
・フルメンバーのアンサンブルだけでなくコンボの演奏もあると良いと思いました。
・バラエティに富んでいて良いと思います
・小フーガ、演奏の譜面を考えるとほんとおつかれさまです。
・八木澤さんの曲は、さすがオリジナル!!
・第2部は全体的に楽しませていただきました。
・Cat dog elphant りす たぬき かもめ crowからす monkey かめ うさぎ かたつむり Bearくま かえる、13!
・サスペンス劇場…色んな曲が出てきて楽しかったです!!
・メドレーもののアレンジ良かったです。
・ジブリの曲では、ノリノリになりました
・アンコールのくまばちよかったです
プログラム構成から、個々の曲目のことまで、いろいろとコメントいただきありがとうございます。
実は、終演後の打ち上げにて、師匠より驚きの言葉が発せられました。「指揮棒ふっててねぇ、なんか飽きてきちゃったんだよ。クラリネット以外の音も欲しいなぁっていうか、第二部は特に長~く感じたんだよなぁ。」クラリネット以外の音といえば、過去にはスネアドラムやカホンなどの打楽器との共演がありましたが、楽器のことだけでなく「飽きてしまう」何か他の原因もあったのかもしれません。観客席のみなさまはいかがでしたでしょうか?
私の友人からは、「なんか、これぞクラリネットアンサンブル!みたいなのがあったら、もっと映えるんじゃないかなぁ」といった趣旨の感想をいただきました。「アルテミスの嘆き」などは、そういった曲の一つだと思いますが、第二部はもしかしたら、みなさまにお聞きすることができれば様々なご意見ご感想をいただけるかもしれないなと思いました。魅力あるクラリネットアンサンブルのコンサートを続けていく上で、研究の値打ちがあるところですね。
「ファンタスティック・ズー」、みなさま聴きながらちゃんと動物たちを数えてくださったようで... 登場する動物は13種(まさかりを担いだ見物客含む)とのMC発表でしたが、後日わたしの友人からクレームがありましたので、記載しておきます。彼いわく「『犬のおまわりさん』」には、ネコも登場するではないか。というよりネコがいなけりゃ犬のおまわりさんには用事がないんだから、ネコを飛ばしちゃだめだよ。」上のアンケートにメモされた方も「CAT」をカウントされていますね。ということから、正解は動物13種+金太郎君かな? まぁいずれにせよ楽しい曲でしたね・・・。
【演奏の評価】
・すばらしい演奏でした
・良い音で楽器が鳴っていてステキでした!
・全員がそろった時のClarinetの音色がとても合っていてよかったです!(高音のE♭クラ~コントラアルトClaまで!!)
・小フーガは高音から低音まで各パートが目立っていて楽しかったです。
・リベルタンゴは高音の切れのいいメロディーはもちろん、そのうしろの3rd、4thや低音もかっこよかったです。特にB♭以外の低音のとがった雰囲気が曲に合っていた。
・アルテミスの嘆きは、B♭低音パートの最初の入りが、Clにしかできない音の小ささと厚みでよかったです。すごくきれいでした。
・「星条旗よ…」は吹奏楽の演奏のイメージが強くありましたが、今回は騒々しさのない上品なClの演奏で新鮮でした。
・ファンタスティック・ズーは静かな部分が特にきれいでした。
・サスペンス劇場はゲゲゲの鬼太郎が曲にはまっていて面白かったです。
・BassCl etc低音軍はなまる→ゲゲゲの鬼太郎good!!
・パイレーツオブカリビアンは、荒々しさは控えめで、”知能派”な海賊な雰囲気でした。
・ジブリは特に3rdの魔女の宅急便の導入のメロディがきれいでした。
・アンコールのレリゴーのバスクラがすごく大変そうで面白かったです(笑)
・アンコール…アナ雪もはなまる(アーティキュレーションetc)
おほめの言葉の数々を恥ずかしげもなくそのまま掲載しましたが、まだまだヘタッぴぃな私たちへの励ましの言葉と受け止め、これからもがんばっていきたいと思います。
【音楽以外の要素の評価】
・プログラムもデザインがとっても素敵です!
・司会者の方がおもしろかった(/すばらしかった/おもしろくて安定して安心して楽しめた)。
・司会の方のお話が、興味深く勉強になりました。
・スタッフの方々、しぐさが美しい(/案内が適切でした)。
・作曲家の八木澤先生にもお会いできて良かったです。
・会場も混んでいましたが良かったと思います。
・リリアでのコンサート楽しみにしています。
・今回は、若干せまい会場でしたね…。大きい会場での演奏もきいてみたいと思いました。
・この近さでクラリネットアンサンブルを聴くことができて得がたい機会となりました。
・このホールの大きさならではの生の音が聴けて大満足でした。
司会、人気ですね。スタッフに対するおほめの言葉、嬉しいです。当団のメンバーだけでなく、ヤマハ目黒吹奏楽団の方々や川口リリアの職員の方々のご協力あってのコンサート開催。スタッフを務めてくださった方々、改めてありがとうございました。
【リクエスト】
・エルザの大聖堂への行列
・ビートルズメドレー
・カンタベリーコラール
・日本の人気アニメ(サザエさんetcのメドレー)
リクエストには、過去のGrowの演奏会からの曲目がちらほら。ありがとうございます。
以上、「アンケートから振り返るSpringConsert2015」でした。チャンチャン。長文の記事を最後までお読みいただきありがとうございました。皆様からいただいたアンケートは、私たちGrowの宝物として大切にするとともに、次のコンサートへの「成長」の糧にしたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。