来年3月の定期演奏会(創立10周年記念コンサート)に向けて邁進するGrow。今日は、江東公会堂「ティアラこうとう」にて、演奏会第2部の曲とアンコール曲を練習しましたよ。チラシも完成し、全員に配布されました。ワクワクしてきますね!
いつもの角度から、一枚。
「動物の謝肉祭」吹いてて楽しいですね。本番のステージでも楽しめそうな気がします。客席で聴くお客様にもきっと楽しんでいただけるはず。そんな思いを胸に吹く第7曲「水族館」、ちょっと手が、いや首が、いや指が回りませんね。譜面にかぶりつきで吹く「水族館」、ちょっとぎこちなくって、かに道楽のカニが泳いでいるみたいですねぇ。
第11曲「ピアニスト」、原曲には「つとめて下手に弾くように」との指示があり、これは本当に難しい指示です。ぜひyoutube等で探してお聴きになってください。だんだんと左右の手がずれていく様子を表現したり、突然強弱記号を入れ替えてみたり、調性記号を落っことしてみたり、そんなことをしながらだんだん盛り上がっていって、あぁお腹いっぱい、みたいな…
あ、Growのプロフィールじゃないですよ!いいですか?こんな超絶技巧を結構無意識にこなしてしまうスゴ者が集まっているのがGrow、そういう説明ですよ。
第3曲「騾馬」、28小節を猛スピードで駆け抜けます。みんなで思いっきり駆け抜けました‼︎ 何かお茶目なイタズラをして一目散に逃げきった感じです。「フラット落っことした」とか「振り返ればppって書いてあった」とか、そんなのどうでもいいんです。練習終了後、並クラ(B♭菅)族の吹ききった感の激しさに、低音族の方々が感心しておられる様子、ゾクゾクしました。
ところで「騾馬」って、どちらさんなんでしょうね?
「雄のロバと雌のウマの交雑種の家畜である。(中略)体が丈夫で粗食に耐え、病気や害虫にも強く、足腰が強く脚力もあり、蹄が硬いため山道や悪路にも適す。睡眠も長く必要とせず、親の馬より学習能力が高く調教を行いやすい。とても経済的で頑健で利口な家畜である。」
フムフム
「唯一欠点として、「stubborn as a mule(ラバのように頑固)」という慣用句があるように、怪我させたり荒く扱う等で機嫌が悪くなると、全く動かなくなる頑固で強情な性格がロバから遺伝している。 それ以外は、大人しく臆病で基本従順である。」
なるほど。両親から、それぞれの長所を受け継いだ優秀な人材なんだけど、ひとたびヘソを曲げるとブチ切れて手に負えないタイプの人、じゃなかったロバ馬さんなのね。
あれ?
別のサイトには「チベットのジゲタイと呼ばれる野生の荒々しいロバ」なんて書いてあるぞ。こっちの方が曲の感じに合ってますね。やっぱ野生っスよね~。ラバ?ロバ?なんでこんなにいろいろいるんだい?さらには、第8曲「耳の長い紳士」というのも、実はロバを表していて、こちらは「愚かでのろまな動物」の象徴なのだとか。
ロバ、深い…
ジゲタイと騾馬とロバについての深い考察は、また今度。気が向いたら、ね。
だいたい、「動物の謝肉祭」ってなんなんでしょうね? 楽譜にかぶりつきにならずに、歌うように吹けるようになったら、何か見えてくるかな?
もっと歌おう!もっともっと気持ちを込めて、少々ピッチが狂ったり調性記号を落っことしたりしても気にせず、軽やかに、時には力強く、うたおう! かに道楽のカニではなくて、さらさら泳ぐ小魚の群れが見えるぐらいに、水族館を吹ききろう!
さて、今回お出ましいただくGrow ladiesは、1stのみなさんです。とびっきりの笑顔とずば抜けた技術でGrowを引っ張ってくれる彼女らは、ダイナミクスはpppからffffffぐらいまで、テンポはlargoからprestoまで、表現力はcalm and elegantから wild and crudeまで、各種取り揃えておられ、芸の幅広さ奥深さを感じさせます。
こんな風に…
長文お読みいただきありがとうございました。
新生ブログ係、3名でこれからもがんばってくだらないことを書いていきますので、よろしくお願いします。
じゃなかった、
こっちこっち~
では、次回の練習は11月17日(火)オリンピック記念青少年センターにて。見学をご希望の方、お待ちしております。
t.segawa