豊前善三のつれづれ日記

　( Vol 1210 ) 著作権保護については　まだ　日本は戦争の後遺症がある　戦後は終わっていない　
戦後締結されたサンフランシスコ平和条約第15条（c）の規定に基づいて制定された「連合国及び連合国民の著作件の特例に関する法律」に規定が　日本における著作権の保護を不当に差別している

連合国又は連合国民が戦前又は戦中に取得した著作権の保護期間が加算する措置

これは批准した国によって異なるが　約１０年の加算処置になる

平成19年6月　著作権協会国際連合（CISAC）総会において全会一致で権利行使の停止を決議　されたが　

このことが　本当に行使されるか疑問である

TPP交渉では　著作権保護について　期間を欧米並みするよう　求められている

サンフランシスコ平和条約第15条（c）の規定が　有効であるとするならば　日本だけが１０年多く保護期間が　長くなる　という不公平が生じる懸念がある　

というようなことが　報じられていた

このことから　まだ　日本は　戦後の問題が　戦後７０年経とうとしても残っていることを　実感させられる

いつまで　日本は　敗戦国としての　悲哀　差別を　受けなければならないのか　と思う


日本は　国際社会で　戦後多くの援助　協力　貢献をしてきた　

その行動を　考慮し　戦後締結されたサンフランシスコ平和条約における差別的な　法規制は　撤廃すべきではないか

撤廃してこそ　日本を　真の国際社会の一員として　認めることになるのではないか


まだまだ　不当な処遇にしている日本の　現状に　欧米の言い分には　不満である

TPPにおける　著作権保護期間については　差別なき規定をしてもらいたい


いたるところに　敗戦国の負う規制が残っていることに　驚きを感じる