昨日、名曲を発見し、YouTubeでいろいろと聞いてみた。
懐かしい合唱曲の数々。
あの頃の若かった自分が生き生きと甦ってくる。
高田先生はその中でも有名な合唱曲をたくさん作られた。
ちゃだの出身校である松江北高校の校歌も作られている。
その高田先生の曲は何曲も何曲も歌った。
音楽に乗る日本語の美しさが大好きだった。
この先生の曲をもっと歌うために、
当時高田先生の曲がものすごく上手だった
豊中混声合唱団に入ろうかと思ったほどだ。
「水のいのち」という混声合唱曲は名曲中の名曲で、
組曲の5曲ともどれもすごく素敵だ。
私は特に1番の「雨」という曲が大好きで、
何かの集まりの時などにはいつもリクエストしていた。
青春時代に打ち込むものがあって私は幸せだった。
あれほど合唱にのめり込んだ日々はなかった。
高校の合唱部をOGとして指導に行って、
軽く夕食を食べ布施混声合唱団の練習に行く。
キラキラとした先輩方があこがれの存在で、
その中で歌えることが本当に本当に幸せで嬉しかったことを覚えている。
もう一度高田先生の歌を歌うことがあったら、
この40余年の人生の豊かさをたっぷりと注ぎ込んで歌いたい。
この先生がクリスチャンであったことを心に刻んで・・・・
「雨」
高野 喜久雄 詩
高田 三郎 曲
降りしきれ雨よ
降りしきれ
すべて 立ちすくむものの上に
また 横たわるものの上に
降りしきれ雨よ
降りしきれ
すべて 許しあうものの上に
また 許しあえぬものの上に
降りしきれ雨よ
わけへだてなく
涸れた井戸 踏まれた芝生
こと切れた梢
なお ふみ耐える根に
降りしきれ
そして 立ちかえらせよ
井戸を井戸に 庭を庭に
木立を木立に 土を土に
おお すべてを
そのものに
そのもののてに
そのもののてに
くぅ