今日の礼拝の司会はMさんだった。
この方は本当に紳士的で、怒ることなんかあるのだろうかと思わされる。
とつとつと話されるのだけど、
たぶん「自分なんかが司会をして・・・」とか、
心のどこかで思っておられるのではないかと思う。
それは、いつも素晴らしい話をしてくださるのだけど、
ちょっと自信なさげと言うか、尻切れトンボというか、
照れ笑いですまされることが多いからだ。
Mさんは測量の仕事をしておられる。
以前は、この私達の教会のチャペルの講壇の十字架が、
測量によるとピッタリとエルサレムのカルバリの丘を指しているという、
感動的な話だった。
しかも距離は8888Kmだそうだ。
この教会を建てた建築業者もまさかそんなこととは思っていなかっただろう。
私はこの話にものすごく驚いたし、面白いなと思った。
今日の話は20年前の震災の話だった。
20年前、この神戸の一帯は測量で言う「基準点」を失った。
全ての土地がゆがんでしまったのでGPSを使って測量し直すという、
その気の遠くなるような作業が延々と夏まで続いたらしい。
しかし、私達には十字架という基準があり、
神さまとイエスさまという揺るがないものがある。
それはどんなに心強いことだろうという話だった。
この話もとても興味深いと思ったのだけど、
Mさんはいつも途中で照れて最後の締めを自信を持って話されないので、
ほのぼのとした雰囲気で終わってしまう。
Mさんはもっと自分の持っている素晴らしいお仕事の話と自分の信仰を、
自信を持って話されたらもっと素晴らしいのになと思う。
でも、そんなところがMさんの人柄であり、
誰からも好かれるいいところなのかなと思ったりもする。
ちなみにこの旦那さんに本当にピッタリな奥様なので、
素敵なご夫婦だなと思っていつも拝見しているのだ。
くぅ
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