いろんなルースを見てきたけれど、あと欲しいものはと聞かれれば、
まだ一度も手にしたことのない「パパラチアサファイア」だと思う。
アズーロさんの神戸本店はグラヴィというブランドも兼ねているので、
そこでものすごく綺麗なパパラチアを見たことがある。
タンザナイトのルースでチラチラと煌めくタンザニアの夕焼けとも違う、
もっと柔らかい朝焼けのような色をしていた。
この石は「蓮の花」という意味があるらしくそれも納得。
スリランカの産出が多いのだけど、
近年は採掘量もとても減少していて希少価値が高まっているらしい。
他のWebとかで見るパパラチアは高価なルースだけに、
ダイアの取り巻きのリングとかになっていてうんざりするけど、
次回、いつになるか遠い未来に、田中さんに買い付けてもらって、
アズーロデザインのリングにしてもらいたい夢があるなぁー。
そんなことを思わせるほどパパラチアサファイアは吸い込まれるような美しさだ。
ピンクともオレンジとも・・・何とも言えないこの色合いが、
見る人が一目でパパラチアだと分かる価値になっている。
そんなリングを作ったら、見る人が見てくれると、
良いものを付けておられるなぁと、たぶん思ってもらえるので、
そういうルースをこれからは手に入れたいものだと思っている。
以前にパライバトルマリンの0.3ctのルースを田中さんに見せてもらったときも、
もう一目惚れで、はっきり言ってこれには倒れそうな値段がついていたのだ!
ものすごい蛍光色の青緑でこれほどのパライバはそうそうない。
安いものは水色に見えるし、こんなに蛍光しないのだ。
照りのよいルースで1ctUPになるとダイアよりも高額なパライバトルマリン。
でも、田中さんは「くぅさん価格で・・・よし!○○万円!」と、
太っ腹なところを見せて下さって値引き交渉。
それでもあまりの美しさに気圧されて一旦自宅へ帰った。
しかしこれを他の人に見せられたら・・・と思うといてもたってもいられず、
帰るなり田中さんに電話をして、デザインも任せますから・・・
といって大まかなデザインのみを聞いてフルオーダーした。
脇石はローズカットであとはラウンドブリリアントの細い枠。
なのでルースが余計に大きく見える。
☆枠はいたってシンプルにパライバの良さを引き出すマジック☆
もしもパパラチアもそういう綺麗な好みの色合いのルースがでたら、
そんな風に依頼をしてみたいなーと思う。
最近、アズーロさんのチェルキオにしてもラヴァンダにしても、
定番でいつでも買えると思うと後回しになっていって、
ルースを選んでオーダーするとか、
今回なんかこっちで勝手にデザインを思い描いて、
田中さんにデザインフォトを見せるとか、
ちょっとあり得ない手法にでている自分がインフレしているなと思う。
くぅ