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島根県のタクシーの営業区域の状況

中国運輸局管内のタクシーの営業区域が別表として掲載されている資料はこちら

鳥取県に続き、島根県のタクシーの営業区域について解説します。

2023年時点では以下の通りシンプルになっていますが、島根県内では平成の大合併による自治体の統廃合が大規模に行われており(本土部で関与しなかったのは邑智郡川本町のみ)、おそらくどこかのタイミングで大合併後の自治体領域に合わせた再編が実施されたものと思われます。

松江市・安来市・出雲市・大田市・江津市・浜田市・益田市・・・現在の営業区域は市域と一致

雲南交通圏・・・雲南市と飯石郡飯南町で構成

仁多郡(奥出雲町)、邑智郡(美郷町・邑南町・川本町)・鹿足郡(津和野町・吉賀町)・隠岐郡(隠岐の島町・海士町・西ノ島町・知夫村)・・・現在の営業区域は郡域と一致

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松江市は、平成の大合併で元々の松江市と八束郡の8町村(鹿島町・島根町・美保関町・八雲村・玉湯町・宍道町・八束町・東出雲町)が合併して成立し、八束郡は消滅しました。「松江交通圏」を名乗っていないところからすると、平成の大合併前の時点では営業区域は「松江市」「八束郡」の二本立てだったのかもしれません。

安来市は、平成の大合併で元々の安来市と能義郡の2町(広瀬町・伯太町)が合併して成立し、能義郡は消滅しました。安来市も市制前は能義郡に属していました。

出雲市は、平成の大合併で元々の出雲市に加え平田市、それに簸川郡の5町(佐田町・多伎町・湖陵町・大社町・斐川町)が合併して成立し、簸川郡は消滅しました。元々の出雲市域も平田市域も、市制前は簸川郡に属していました。

雲南市は、平成の大合併で大原郡の3町(木次町・加茂町・大東町)と飯石郡の3町村(三刀屋町・掛合町・吉田村)が合併して成立し、大原郡は消滅しました。飯石郡飯南町は、雲南市に合併しなかった頓原町と赤来町が合併して成立しました。

仁多郡奥出雲町は、平成の大合併で仁多郡の2町(仁多町と横田町)が合併して成立しました。

大田市は、平成の大合併で元々の大田市と邇摩郡の2町(仁摩町と温泉津町)が合併して成立し、邇摩郡は消滅しました。

江津市は、平成の大合併で元々の江津市と邑智郡桜江町が合併して成立しました。

浜田市は、平成の大合併で元々の浜田市と那賀郡の4町村(金城町・旭町・弥栄村・三隅町)が合併して成立し、那賀郡は消滅しました。

益田市は、平成の大合併で元々の益田市と美濃郡の2町(美都町・匹見町)が合併して成立し、美濃郡は消滅しました。

邑智郡は、平成の大合併前は7町村(川本町・桜江町・羽須美村・瑞穂町・石見町・邑智町・大和村)からなっていましたが、以下のように再編されました。

 桜江町・・・江津市と合併

 羽須美村・瑞穂町・石見町・・・合併して邑智郡邑南町に

 邑智町・大和村・・・合併して邑智郡美郷町に

 川本町・・・単独で存続

したがって、旧桜江町については合併結果を反映して営業区域が「邑智郡」から「江津市」に移った可能性が高そうです。

鹿足郡は、平成の大合併前は4町村(日原町・津和野町・柿木村・六日市町)からなっていましたが、日原町と津和野町が合併して新たな津和野町に(町役場はもと日原町役場を活用)、柿木村・六日市町が合併して吉賀町となりました。

隠岐郡は、島後の4町村(西郷町・布施村・五箇村・都万村)が合併して隠岐の島町になった一方、島前の3町村(海士町・西ノ島町・知夫村)はそれぞれ単独で存続しました。

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