2024/9/19付ブログ記事「国東半島と大分市を直結する一般路線バスは2024/9/30限り終了」の続報です。
2024/9/30限りで休止となる路線のうち、大分市街地と山間部を結ぶ
>・机張原、柞原、東八幡線(5号地~大分駅前~机張原、柞原、東八幡)
については、2024/10/1から代替として大分市が「やはたコミュニティバス」を運行します。
https://www.city.oita.oita.jp/o171/daitaikotu/yahata.html
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2024/09/28/JDC2024091701742
これまでのバス車両からジャンボタクシー(一部便は定員4人のタクシー)に転換され、交通系ICカードは使えなくなります。
便数は平日・土休日とも2024/9/30までの大分交通時代と同等ですが、大分駅など中心街への直通はなくなり、西大分駅or生石一丁目で路線バスへの乗り継ぎが必要となります。車両の小型化に伴い平日朝の通学通勤時間帯の便数が若干増えています。そして、一部便の机張原・柞原側では「往路は乗車1時間前に要予約・復路は乗客がいなくなった時点で打ち切り」の便が一部存在します。
運賃は2024/10/1に値上げを実施した大分交通の水準に合わせているようで、初乗りは同額の180円となっています。なお、路線バスと乗り継ぐ場合はコミバス側の運賃が180円割引となるため、近距離だと0円となる区間もあります。
ただ、リーフレットを見ていて気になったのが「大分市コミュニティバス乗車カード」なるものの存在です。電子マネー機能はなく、
乗車時・・・車内に置かれている「乗車カード」を取り、読み取り機器にタッチして乗車
降車時・・・乗車カードを読み取り機器にタッチした上で、所定の運賃を現金で支払い、カードは返却
となっています。おそらく、運行主体側で乗車記録を取得し、今後のコミバスの運行内容をより適切にするためのデータ分析源として活用するためなんでしょうけど、乗客側からすれば煩雑になりますね。
一方、上記大分合同新聞の記事にあるように、大分市では既に路線バス(大分バス)が撤退したエリアで代替の「のつはるコミュニティバス」「たきおコミュニティバス」を運行中です。
https://www.city.oita.oita.jp/o171/daitaikotsu.html
やはりジャンボタクシーを使用しており、路線バスと乗り継ぐ場合は初乗り運賃分が割引になります。そして、リーフレットによれば「コミュニティバス乗車カード」の車内での読み取り機器へのタッチが必要ですが、両路線では
乗車時・・・車内に置かれている「乗車カード」を取り、読み取り機器にタッチして乗車
降車時・・・乗車カードを読み取り機器にタッチすると、運転手が運賃を教えてくれるので、それに基づき所定の運賃を現金で支払い、カードは返却
となっており、やはたコミュニティバスと若干異なります。上記両路線では、読み取り機器への2回目のタッチと同時に、運転手の手元にある端末に乗車区間の運賃が表示されるようになっていると推測されますが、やはたコミュニティバスは準備期間が短かったためシステム対応が間に合っていないのかもしれません。