5.厚狭駅
厚狭駅在来線口改札前にある代行バスの案内。厚狭駅の場合、南側の新幹線口のほうがバスを発着させやすい(実際、JR山陽線の昼間保守運休の際に運行される代行バスは新幹線口発着)のですが、乗り換えの通学生の便を図ってか在来線口発着となっています。
美祢線の発車案内は「バス代行」の紙貼り掲示で隠されています。
代行バスの案内掲示。2024/6/17に実施予定の山陽線徳山~新山口間の運休に伴う代行バスの案内チラシも同時に配布されています。
さて、8時15分を過ぎたというのに、厚狭駅舎前には多くの高校生が待機しています。私立高校のスクールバスでもやってくるのかと思っていましたが、実は8:34発の美祢線代行バスを待っていたのでした・・・
8:30頃に新山口方面から到着した列車からの乗り換えもあり、代行バスは2台体制となりました。2台目は美祢駅止まりの小型バスで、いずれも立客が何人もいます。
美祢駅の北700mほどの場所に私立の成進高等学校があり、同校への通学でした。
同校は山口市内<元からの山口市街地および小郡市街地>との間にスクールバスを運行しており(2024/6の運行予定はこちら)、新山口駅発が8:00など比較的遅い時間帯となっています。したがって、美祢駅に9:08に到着する代行バスでも十分に始業に間に合うのでしょう。
ということで、現状の美祢線の通学需要は、1便あたりバス最大1台半レベルで何とか対応できているようですね。
ちなみに、私が乗車した2日後に開催された美祢線利用促進協議会の会合で、JR西日本側は「当社単独の復旧は非常に難しく、仮に復旧させたとしても、利用状況の推移などを踏まえると当社単独で持続的な運行を行っていくのは困難」と述べており、各メディアが一斉に報道しています。
(一例)https://www.asahi.com/articles/ASS5Y45GYS5YTZNB00JM.html
(おわり)