北陸新幹線が乗り入れ城塞のようになったJR敦賀駅ですが、実は駅の西口(市街地側)と東口(新幹線側)を結ぶ通路が存在しません。もともと東側には工場の類しかなく、新幹線の駅ができる前には開設のニーズがなかったことによるものです。
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駅の南約500mほどのところに線路をくぐる道路が存在しますが、歩行者や自転車は通行止めとなっています。
線路西側の2023/7時点のストリートビューはこちら 線路東側の2023/7時点のストリートビューはこちら
そのため、敦賀市では駅の東西を結ぶ無料バスの実証運行を新幹線開業日から8月末まで実施し、バスの利用状況などを調査することを決め、両年度合計1000万円程度の予算を計上しました。
https://www.chunichi.co.jp/article/715852 (2023/6/24に中日新聞のサイトに掲載された記事)
ということで2024/3/16(新幹線延伸開業初日)の午前中に敦賀駅東口に降り立ちましたが、確かに東口には「東西連絡バス利用アンケート調査」のビブスを着けた方および市の担当者がおられたものの、肝心の情報(のりばがどこか、何時から何時まで何分間隔で運行するか、所要時間がどのくらいかなど)に関する掲示はどこにも存在せず、現地に設置されたデジタルサイネージに何回かに一回の割合で「無料の東西連絡バスを運行中です」レベルの情報が表示されるだけでした。市の担当者に確認したところ、「敦賀市のホームページに載っているはず」とのことでしたが、いくら探しても該当する情報は見つかりませんでしたとさ・・・ なお、2024/3/16の夕方時点の敦賀駅の西口にはちゃんとのりば案内がありましたが、やはり運行間隔や所要時間に関する情報は皆無でした。
そして、先ほど久々に思い立って「敦賀市 東西連絡バス」をキーワードに検索したところ、トップに敦賀市公式サイト内の「敦賀駅東西連絡交通利用状況調査による東西連絡バスの運行について」のページが表示されました。但し、後ろに「21時間前」とついていました・・・
このブログ記事を書いている時点では「最終更新日:2024年4月10日」とありますが、これはどうやら「このページを公開した日」のようです。確かに担当部署の交通政策課が超多忙だったのはわかりますが、新幹線開業25日後にようやく対応とは恐れ入りました。ただ、このページには「東口と西口の行き来に何分程度かかるか」の情報がまだ欠落しています。