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国道55号牟岐~海部間の高規格道路は都市計画決定5年後も未だ事業化されず

2023/11/15付ブログ記事「続: 徳島県南部の高規格道路の整備状況について」の続きです。

上記ブログ記事で

>なお、開通済みの日和佐道路の南端(美波町中心部)と牟岐バイパスの間、それに牟岐バイパスと海部野根道路の間<海陽町北部>はまだ高規格道路の事業化はなされておらず、完全なるミッシングリンクとなります。

と書きましたが、牟岐バイパスと海部野根道路の間については2015年に計画段階評価⼿続きが完了し、2018年中に都市計画決定されたものの、未だ事業化には至っていません。

Wikipediaには「内妻海部道路」という記事が存在しますが、この名称はネット上で公開されている公的な文書には登場しないようです。都市計画上は海部野根道路の徳島県内区間とひっくるめて「牟岐都市計画道路牟岐海陽線」という名称になっています。ルート図が牟岐町公式サイト上で公開されていますが、

https://www.town.tokushima-mugi.lg.jp/docs/2018091800018/file_contents/notice.pdf

東端の内妻IC(仮称)は牟岐町の中心部から1.5kmほど西側、牟岐バイパスの西側の終点から500mほどの場所に設けられ、国道55号と直接接続するようです。浅川の集落の先まではJR牟岐線の少し山側を通り、集落の北東側に浅川IC(仮称)が設置されます。以南はJR牟岐線からやや離れた山側を通ることとなり、すでに事業着手済の海部ICにつながります。

海陽町役場や阿波海南駅(JR牟岐線とDMV<鉄道の線路上も走れるように改造したバス>で知られる阿佐海岸鉄道の接続駅)のある合併前の旧海南町の中心部と浅川の集落(こちらも旧海南町でした)の間の国道55号は急勾配・急カーブが連続しており、内妻~浅川間の国道55号は海部野根道路に並行する区間同様に海岸沿いで災害のリスクが高くなっていますが、何故優先度が低くなっているのでしょうね?

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