関連ブログ・・・8/24付「島根県東西の分断を防いだ高規格道路」
島根県出雲市多伎町内の国道9号の全面通行止めですが、長期化の様相を呈しています。
松江国道事務所からの8月26日付の発表によれば、
https://www.cgr.mlit.go.jp/matsukoku/information/pressrelease/2021/5_1034.pdf
地中の水を排出するための水抜きボーリング作業は順調に進んでいるものの、山の変位が止まっていないため、復旧工事自体には着手できていません。
道路の通行止め解除および並行するJR山陰線の運転再開時期については、今後の変位の状況や斜面の安全度、安全対策の施行の進捗等により判断することとなるため、未定とのことです。
JR利用の高校生については、JR西日本と島根県が協力して朝の通学時間帯に臨時バスを走らせ、通学負担の軽減に努めていますが、
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f9541c67d1193ed2eb73f410025629f0cf8f36c
「もし多伎・朝山道路の開通前ならば・・・」との関係者の思いは相当なものでしょう(事実上通学が不可能になっていたわけですから)。
ちなみに、島根県西部の(無料の高規格幹線道路としての)山陰道の開通予定は以下のようになっています。
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出雲・湖陵道路(高速道路としての山陰自動車道と接続)=2024年度
湖陵・多伎道路=2024年度
<この間開通済>
大田・静間道路=2023年度
静間・仁摩道路=2023年度
<この間開通済>
福光・浅利道路=開通未定
<この間開通済・・・浅利~江津間は既存の県道/国道バイパスを活用>
三隅・益田道路=2025年度
http://www.cgr.mlit.go.jp/sanindo/progress/shimane/index.html
うち静間・仁摩道路の区間については国道9号のう回路として使えるめぼしい道路がなさそうで、それまでに大災害が起こらないことを祈ります・・・