南海電鉄の支線である多奈川線は全線が大阪府岬町となっており、乗り通しても所要時間6分です。そして、2023/10/21付のダイヤ修正で昼間の1時間あたりの運転本数が2本から半減の1本となり、始発の繰り下げ・終電の繰り上げも同時に実施されました。
https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/230915.pdf
さらに、2023/10/10からはこれまで駅係員が配置されていた途中の深日港駅(岬町役場前)と終点の多奈川駅は無人駅になりました。
明石海峡大橋開通直後の頃まで徳島や淡路島への航路が盛んに発着していた深日港の最寄り駅である深日港駅には、かつての栄華を偲ぶ臨時改札口の跡が残ります。
ただ、2022/4/25付ブログ記事「淡路島と大阪府岬町を結ぶ航路、2022年は6/25からの土日祝に運航」で書いたように近年淡路島の洲本港とを結ぶ高速船の臨時運航(深日・洲本ライナー)の実証実験が行われており、2023年も5/3~11/5の間の土日祝限定で運航されました。
但し、上記の通り2023/10/21から多奈川線が減便されて航路にうまく接続する列車のない時間帯ができてしまったため、(ネット上でのアナウンスは南海電鉄側でも深日・洲本ライナー側でもなかったようですが)臨時列車を運転して対処していました。
なんですが、実は地元民にとっては全線運賃180円の南海多奈川線よりも安くて便利な交通手段があるため、大した影響は感じていないようです。
それは・・・
(つづく)