毎朝、いやな気分で目を覚ましていました。
瞼の鬱陶しさ、鈍い痛み、瞼に引っかかる感じ、そして醜い円い目。
あーあ、年取ってきて見た目は落ちていくばかりだけれど、自然に年を取るだけなら
仕方もないけど、こんな出来物をくっつけているっていうのもね・・・
軟膏を塗った翌日、どーせと、散々マイナス気分で鏡を覗き込みました。
・・・・・・。
おやっ?おやおや?
少し、ほんの少しですが、
出来物の高さが低くなっている感じがする。
ステロイドなので、確かに赤みも少し薄くなっているかもね。
触った感じの固さはそのまま。
わたしの希望としては、赤みは残ってもいい。
ドーム状の突出がなくなって、ペタンとなることが希望なのです。
だから、わずかに見た目が良くはなっているけれど、
二週間軟膏を続けるでは、あまり期待はできないなあ、だって固いんだもの。
そう思って、二週間塗り続けてみました。
そして二週間が過ぎ、次の通院の日がやってきました。
考えてみれば、昨年の年明けに摘出手術、それから一年経っているのですねぇ。
考えてみたらずいぶん憂鬱な長い時間で、時を失った気がします。
其の十へ続く
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