萬福寺は益田城主の菩提寺であり、庭園は雪舟が作庭したものとして国の史跡に指定されています。
雪舟(1420年-1506年)は岡山県出身で室町時代に活躍した水墨画家・禅僧です。国宝や重要文化財の水墨画を多く残しています。
大内氏の庇護を受け遣明船に乗船し中国へ渡航し、水墨画の画法を学びました。
1956年に開かれた世界平和会議で世界平和文化人として10人の内の一人に選ばれました。
10人の中には文学者や科学者に加えドストエフスキーやモーツアルト、レンブラントなどの芸術家が含まれています。
晩年を過ごした益田市には雪舟の墓があります。
雪舟が作庭した庭は現在4か所ありますが、増田市には2か所が保存されています。
1.萬福寺山門
住宅地の中にひっそりと佇んでいます。
2.萬福寺の説明
庭園は雪舟が増田に滞在した時に作庭したと伝えられています。
3.萬福寺の本堂
平安時代の創建ですが、1374年に現在の場所に移転されました。国指定の重要文化財となっています。
4.雪舟の胸像
雪舟が作庭した4つの庭の内の一つは山口市にもあり、同じような胸像が門前に建っています。
6.本堂の大広間
雨で閉めてあった雨戸を開放していただけました。
7.須弥山式(しゅみせんしき)の庭園
正面の心字池の奥になだらかな築山と石組みがあり、明るく穏やかな印象だそうです。
昭和3年に国の史跡及び名勝に指定されています。
8.宝物庫
奥に防湿の宝物庫があり、寺の重要な仏像などが保管されています。
9.鎌倉時代の作「二河白道図」
仏教の教えを表す絵だそうです。
撮影:CANON EOS RP + RF24-105mm F4-7.1 IS STM
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