上海下町写真館2014

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上海ライフ:普陀区「元代水閘遺跡博物館」(2)-長江流域の経済発展を支えた水運

2015-01-09 06:00:00 | 上海ライフ

1.閘門

水門は一番大きな構造物です。

2.水流を光で演出



光の演出で、まるで水が流れているような演出がなされています。

3.マンション建設中のボーリングで開けられた穴



マンション工事だあけられた穴がそのままになっています。

4.地釘



基礎部分には大量の杭が撃ち込まれています。

5.水門の効用



呉淞江の川底に砂が堆積し、船の航行ができなくなるのを防ぎました。
水門は満潮時に閉められ、引き潮時に開けられました。
引き潮の水位の落差にによって呉淞江の土砂が海へ流れてい行ってしまいます。

この場所は鉄道上海北駅よりやや北西に位置しますが、この場所に水門があったということは、当時海岸線がこの近くにあったのでしょうか。
宋代の建築技術の粋を集めて建設された水門も、やがて水門自身が土砂で地中に埋もれて役目を終え、その場所さえ忘れ去られてしまいました。

6.水利専門家



「任仁発」上海の人、この地方の多くの治水工事に携わりました。
上海市青浦区に一族の墓が発見され、貴重な文物が発掘されたそうです。

7.博物館のデザイン



見学し終わって気が付きましたが、博物館の設計者は水門の形を建築に現したようですね。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS


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