上海下町写真館2014

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上海ライフ:普陀区「元代水閘遺跡博物館」(1)-長江流域の経済発展を支えた水運

2015-01-06 06:00:00 | 上海ライフ

1.博物館全景

2012年12月に正式開館されました。

2.「志丹苑元代水閘遺跡」



この場所に建設されていたマンション名から「志丹苑元代水閘遺跡」と名付けられています。

3.前言



国内で発掘された最大規模で保存状態も完全な元代の水閘遺跡です。

4.地下12m



遺跡は地下7-12m、面積1500m2、閘門と閘壁、底石、保護杭などからなり、中国の治水工事の歴史を測る貴重なものです。

5.700年間眠っていた遺跡



遺跡は元代(1291年)に建設され、当時の上海社会経済や文化を知る貴重な手掛かりとなりました。

6.水閘建設の歴史的背景



現在、黄浦区と虹口区の間にを流れる蘇州河(上流は呉淞江)は、江蘇省にある中国第4位の面積をもつ太湖(琵琶湖の約3倍の広さ)を源流とし、
この地方の水運の幹線でしたが、度々の水害で土砂が川底に溜まり通行不可能になることがありました。
この水路の保全が最大の目的です。

7.長江流域の地図



上海と江蘇省と浙江省が湖沼と水路で縦横に繋がっていました。

8.基礎部分の木杭



閘門の基礎は粘土の上に打たれた杭と梁で強固に組まれています。

普陀区「元代水閘遺跡博物館」(2)に続く

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS


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