上海下町写真館2014

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上海ライフ:外灘源は開発進行中(3)圓明園路の歴史的建築

2014-11-21 06:00:00 | 上海ライフ

1.協進大楼
通りでは一番大きな6階建てビルです。中国キリスト教協進会が使用していました。

2.中国キリスト教協進会



ビルが竣工する前年の1922年にキリスト教中国大会が上海で開催され、全国から10個以上の宗派1000人以上の代表が参集しました。

3.黒煉瓦



外壁は黒煉瓦が使われ、重厚な印象です。

4.1923年竣工



この年代から鉄筋コンクリート造りによる巨大なビルが建ち始めました。

1923年は中華民国12年に当たり、2年後に孫文が亡くなる前で、上海は政情が比較的安定し経済も発展した時期です。
翌年には国民党が国共合作(国民党と共産党の協力)を決定する蜜月前とも言えるでしょうか。
日本郵船が長崎ー上海間の定期運航を開始しました。

5.蘭心大楼



蘭心劇院として演劇やコンサート、映画の上映などを行っていました。

6.LYCEUM



LYCEUM:文化会館やホールの意味ですね。

7.Cafe



おしゃれなCafeが似合う建物です。

8.上海市の優秀歴史建築の碑



居留外国人の上海最初の劇場だったそうです。

9.1927年竣工



孫文が1925年に死去し、中国の混乱時期に突入します。
この年2月、上海では労働者がゼネストに突入し第二次武装蜂起が失敗、3月には第三次武装蜂起が成功します。
が、4月の蒋介石のクーデターで多くの流血とともに幕引きが行われ、南京に国民党政府が樹立されます。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS


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