上海下町写真館2014

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上海ライフ:岳陽路を歩く-プラタナスの実がなる頃

2015-01-18 06:00:00 | 上海ライフ

1.鈴懸の木

プラタナスは枝先の実が鈴のように見えるので、日本ではこの名が付いたとか。

2.岳陽路



1914年にフランス租界の第3次拡張で西にできた広大な住宅地の中ほどに位置します。

3.広い歩道



肇嘉浜路から北に延びる道は、歩道が広くとられたプラタナスの並木道です。

4.中国科学院上海分院



すぐ右手が中国科学院の上海分院で1958年に設立されました。
現在では14の研究機関があり、情報技術や有機化学、光学精密機械、応用物理から生命科学、天文学、薬学など1万人以上の多彩な科学者が各組織で研究を行っているそうです。

5.旧フランス領事館跡地



中国科学院上海分院の敷地内には1928年に建築された英国農村別荘風の建物がありますが、当時はフランス領事館宿舎でした。

6.神経科学研究所(旧上海自然科学研究所)



左手はお向かいの中国科学院上海分院の組織にある神経科学研究所となっています。
建物は旧上海然科学研究所で1900年に北京で発生した義和団事件の後、日本政府が清国政府より得た賠償金を使い「東方文化事業」に投じ設立した研究機関でした。
当時は日中両国の研究者が自然科学の基礎研究を行っていたそうです。

7.優秀歴史建築



1930年竣工のゴシック建築は東大キャンパスの計画者であった日本人の設計者によるもので、東京帝国大学図書館にそっくりだそうです。

8.建業里



岳陽路をしばらく北に歩くと建国西路交差点がありますが、北東の一角に大規模な石庫門住宅が見えてきます。

9.上海最大の石庫門住宅



200棟近くある建物は1930年に建築された石庫門住宅で、敷地は1万8千m2もあり上海に現存する最大規模の住宅です。

10.優秀歴史建築



上海市の優秀歴史建築にも指定されています。

11.200棟に住んでいた住民達はどこへ?



2005年に住民たちの立ち退きは終わり、2007年から改修工事が始まり2010年に完了しました。
当初開発会社の計画では売単価は1m2辺り13万元で、1戸当たりの総額は3000万元-5000万元でした。

12.開発計画は?



外観を見るのは初めてですが、貴重な歴史的建築でもあり、貴重な観光資源でもあります。
これからどのようなプロジェクトがお披露目されるのでしょうか楽しみです。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS


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