集客数では上海最大級の観光地である南京東路ですが、英国租界時代は外灘から競馬場へ続く道でした。
創業100年以上の店も建ち並んでいますが、中国全土から観光客が集まるここは、海外からの進出企業にとっても知名度を上げる最適地でもあります。
1.1900年創業「朶雲軒」
朶雲軒は扇子を売る店として開業しましたが、その後、文房四宝(紙・筆・墨・硯など)や芸術骨董品を扱うようになります。
中華民国建国直後は国有企業となりましたが、1978年には書画の出版社を開業、1992年からは骨董品の競売などを行い発展しています。
2.1882年創業「蔡同徳堂」
漢方薬の老舗。清代に寧波出身の布商「蔡嵋青」が創業しました。
3.1984年創業「ユニクロ」
ユニクロは2002年9月中国第一号店を南京東路に開店しました。
まったく正反対の企業戦略を持つスペインのアパレルメーカー「ZARA」(1975年創業)と世界各都市でし烈な市場競争を戦わせています。
同一デザインの優良な商品を大量に製造販売するユニクロに対し、流行とは無関係に少量多品種の商品を販売するZARA。
日本ではユニクロの衣料を着用しているのが判明してしまう「ユニバレ」と言う社会現象まで起きたそうですが、
広い国土に13億の人口を持つ中国には、ユニクロの企業戦略は合っているような気がします。
ユニクロは現在中国全土に342店舗ありますが、今後10年間で1000店舗とし、年間1兆円の売り上げを目指しているそうです。
中国での生産量の比率は減らして行くそうですが、中国で生産し販売すれば日本で売るよりは利益率は高いでしょうね。
4.1974年創業「Apple」
世界最大級の株価時価総額を持つIT企業は、創業者たちの有名な伝説を残していますね。
中国市場への力の入れ方は、上海市内の各店舗を見ても分かります。
5.2015年開店
河南中路の交差点には南京東路に似つかわしいクラシカルなビルがもうすぐ完成です。
6.1921年創業「GUCCI」
こちらもイタリア、フィレンチェの小さなショップから始まったそうです。
美女が胸に抱くに鞄は、中国女性も心ときめくのでしょうね。
撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS
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